京極先生著作紹介 | 無能地帯

京極先生著作紹介

 うい。
 私とした事が京極先生の作品を幾つか続けて読んでいたにも関わらず、レビューを書く事を失念しておりました。
 京極先生、申し訳ありません(^^;)。
 という訳なので、3作を一気にご紹介したいと思います。
 う~……失敗したなぁ……(^^;)。



◆『南極(人)』


「ギャグ漫画があるんだから、ギャグ小説があったっていいじゃないか」という理由で書かれた実験小説。
 これは面白かったですねぇ~w
 漫画好きな方、特に「古屋兎丸」さんがお好きな方はもっと楽しめると思いますw



◆『厭な小説』


 短編集のように見えて、最後に全て関連して来る京極先生お得意のタイプ。
 これはホントに厭でしたねぇ~……(^^;)。
 読んでいると、「うわぁ……すげぇ厭だと、厭な気分にさせられる作品ですね。
 タイトルに偽りなし!
 文章でここまで厭な気分にさせられるとは、流石は京極先生です!w



◆『死ねばいいのに』


 どんな話なのか知らないまま読んだのですが、なるほど……こういう話でしたか。
 毎回、主観は違う人物なのですが、その人の所に訪れて来る青年が同じという関連性を見せています。
 読み手に、「どう繋がって行くんだ?」と思わせる意味では秀逸。
「死ねばいいのに」と赤の他人に言われたら、あなたはどうしますか?w


南極(人)
南極(人) 京極 夏彦

集英社 2008-12-15
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