鏡を見て「なんだか鼻の下が伸びた気がする…」
「顔が間延びした?」と感じることはありませんか?
人中が長くなると、顔が間延びして見えたり、
実年齢よりも老けた印象を与えやすくなります。
ここでは、加齢によって人中が長くなる
主な原因とメカニズムを詳しく解説します。
人中が長くなる主な原因:加齢による3つの変化
人中が伸びるのは、皮膚や筋肉、さらには骨といった
複数の要因が複雑に絡み合っているためです。
1. 皮膚のたるみと弾力の低下
最も大きな原因は、肌のコラーゲンやエラスチンの減少による弾力性の低下です。
たるみと下垂: 肌のハリが失われ、
重力の影響で頬や口周りの皮膚が全体的に下にたるみます。
このたるみが、鼻の下の皮膚も下に引っ張り、人中が長くなったように見えます。
唇の薄さ: 唇のボリュームも加齢とともに減少し、
上唇が内側に巻き込まれる(薄くなる)傾向があります。
唇の縦幅が狭くなることで、
相対的に鼻の下の皮膚(人中)が強調され、長く見えてしまうのです。
2. 表情筋(口輪筋)の衰え
口の周りを囲んでいる口輪筋(こうりんきん)などの表情筋が衰えることも原因の一つです。
筋肉の下垂: 口輪筋の力が弱くなると、口元全体のハリがなくなり、
たるみが目立ちやすくなります。特に、
口角を上げる筋肉の衰えと相まって、人中や口角が下に下がり、
顔全体が伸びたような印象を与えます。
3. 上顎骨の萎縮(いしゅく)
意外に知られていない原因として、骨の変化が挙げられます。
上顎骨(じょうがくこつ)の萎縮: 年齢を重ねると、女性ホルモンの減少などの影響で
上顎骨(上の歯がある部分の骨)のボリュームが減少・萎縮されます。
この骨の変化によって、鼻と上唇の間の距離が物理的、
または相対的に長くなる現象が起こると考えられています。
若々しさを保つためのヒント
人中の長さは、遺伝や骨格といった生まれつきの要因もありますが、
上記のような加齢による変化は誰にでも起こり得ることです。

完全に元に戻すのは難しいですが、
日頃から口輪筋を鍛えるエクササイズ(「あいうえお体操」など)
を意識したり、
紫外線対策を徹底して皮膚の老化を予防したりすることが、
若々しい口元を保つために役立ちます。
もし、人中の長さがコンプレックスになっている場合は、
人中短縮術(リップリフト)
などの美容医療による改善方法もあります。
人中が短いと愛らしい「童顔」に、
長いと「大人顔」または「老け顔」に見えやすくなります。
自分の顔のバランスを知り、適切なケアをすることが重要ですね。

日本語通訳者常中
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