20年ほど前、引っ越したところで野焼きに悩まされた。
今どきやるんか野焼き……と思った。
私はド田舎出身で、当然家は農家だった。野焼きは昭和の時代では当然で、実家でも野焼きはやっていたし、周囲の農家でもやっていた(まじで農家だらけ)。ただ実家の地域の場合、野焼きは稲の収穫後が主で、他の季節は行う人は滅多に居なかった。それがため、野焼きは「今の季節は仕方がない」と誰もが思っていたし我慢ができた。
が、引っ越したところの地域は違う
年がら年中焼いている!
草を刈ったら焼く。落ち葉や木の枝を剪定したら焼く。焼きまくるのだ。江戸時代かと思うぐらいの民度だ。
更に困ったことに、通報先が思い当たらない。家の近くだったので延焼したら困るだろと消防署に電話しても、「みんながやっていることですからねえ……」だ。だめだここ、地域ぐるみで時代遅れだと絶望した。警察に電話しても同じ。
言っておくが、私の実家もかなりの田舎だ。この引越し先と同じぐらい、もしくはもっとひどいかもというくらい。この差はなんなのだろう。
ちなみに。
現在この民度が低い隣の市に今在住しているが、こちらでは野焼きは滅多に無い。家と同じく収穫時に集中している。
同じ田舎なのに。
さらにもと引越し先で困っていたのが、畜産農家からの例の臭いだ。
これも異常に臭っており、数キロ先まで臭うのが普通だ。
実家との近くにも畜産農家があったが、これも臭うことは滅多になかった。(臭っても1キロぐらい)
もしくは1キロと離れていなくても臭っていなかった。
何なんだこの差は!
ちなみにこの困った地域はテレビドラマなどで有名なところで、その景色の美しさに憧れて移住する人が多いようだ。現実は○○臭という名前までついているくらい臭いまくるところ。恐ろしいことに、5キロ以上先の現在の住まいまで臭ってくることが多々ある(遠いだけに臭いはマシ)。
噂によると、昔からこの困った地域は○○一族が掌握しているんだそうだ。本当に江戸時代のままなようだ……。