〜4月の終わりの台北旅の記録〜

 

故宮を後にして、タクシーで最寄りの士林駅まで、

そこからMRTに乗ってホテル近くの中山駅まで。

MRTの切符

 

ホテルで一休み。

晩ご飯食べにお出かけ。

行きたいと目星をつけていたお店へ。雨の中。

 

 

梁記嘉義雞肉飯、というところで、

参考にさせてもらった内田真美さんの2冊の本の両方に載っていて、

それほどおすすめとあれば行かなくちゃと思って。

 

 

ドキドキしたけれど、

観光客や日本人向けに慣れている人気店なのでサクサクっといざなわれて、

でもとっても親切だし心がこもっているし、居心地がいい。

そしてもちろん地元の人に絶大に愛されてるのがわかる。

定食屋さん。

苦瓜とスペアリブの透明な透き通ったスープと、

3種のおかずと、鶏肉飯と、ほの甘い紅茶を。

本を参考に選ぶ。まずは。

本で見て憧れていたものが目の前にあって食べれる幸せ、ワクワク感。

 









でもやっぱり流石にスペアリブは今の私には強烈で

苦瓜スープの方をメインに楽しんで。

どれもなんかホッとする美味しさで、

こういうのが普通に街でふらりと食べられる

というのが失われてないというのはすごくいいなぁと思う。

添加物とかそういう味でごまかされていなくて。

当たり前に思われるけど、

日本じゃもうそういうのは当たり前には手に入らないから。

どんな田舎の小さな店でも、なかなか、ないもの。

 

もうこれだけでお腹がいっぱいになってしまって、

でも本当に美味しかった。

 

 

それからもう一件行きたかったお店は見つけられなかった。

ちょっと甘いものをと思っていたんだけど、残念。

諦めて、次の候補のお店に向かうことにする。

(いや、一旦ホテルに帰って、また出直したのかも。記憶が曖昧。)


まだ、鹹豆漿をいただいてなかったので、

そういう系のお店で遅くまでやっている四海豆漿大王へ。

 


 

もうそろそろ店じまいという時間だったけれど、

まだお客さんはまぁまぁいたし、

親切に対応してくださったし、

出されたものは本当に美味しかった。

素晴らしく。

食べたいものがたくさんあり、

でも食べられないので、お持ち帰りもして、

また、夜の街を歩きながらホテルへ帰る。

 








 

安心して食べられる本当に美味しい食べ物が

そこかしこにちゃんとあるっていうのが、

台湾の素晴らしいところだと思う。

ちゃんとしたレストランも然り、

なんてことない小さなお店がたくさんそこいら中にあって、

台湾とはそういうもの、

と思って見ていると当たり前に感じるけど、

日本はどう?って比べてみると、

それってなんて貴重なことなんだろう、って感動する。

 

日本にはそういうのはもう失われてしまっているよね。。。

あれこれ混ぜ込まれてしまっていて。ほとんど全てに。

 

 

本を頼りに、お勧めされているお店を訪ね歩くだけでも、

本当にたくさん感じられて、感動する。

何気ないお店でご飯を食べるだけでも。

作っている人も、サーブする人も、働いている人たちも、

みんな気持ちがいいことがほとんどで。

言葉は通じなくても体で感じられる。