公開日:2023年11月3日

レンタル:2024年4月3日

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●お話

パリの大豪邸で有名映画プロデューサーが殺害され、新人女優マドレーヌが容疑者として連行された。マドレーヌはプロデューサーに襲われて自分の身を守るために撃ったと供述し、親友である弁護士ポーリーヌとともに法廷に立つ。正当防衛を訴える鮮やかな弁論と感動的なスピーチは裁判官や大衆の心をつかみ、マドレーヌは無罪を勝ち取ったのみならず、悲劇のヒロインとしてスターの座を手に入れる。そんな彼女たちの前にかつての大女優オデットが現れ、プロデューサー殺しの真犯人は自分だと主張する。

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●感想

設定もストーリーも穴があるし、

展開も無茶苦茶な部分があったりするけど、

不思議な魅力のある映画で、

なんだかずーっと見ちゃうんなー。

・・・なんて思っていたら、

この映画

フランソワ・オゾン監督作品だったのね。

道理でウインク上差し

 

物語ですが

主人公の二人はルームメイトで、

左は全く売れてない女優の「マドレーヌ」。

右は仕事のない新人弁護士「ポーリーヌ」。

 

2人とも全然仕事がないから、

家賃ももう5ヶ月払えていないため、

このままでは、

もうすぐアパートを追い出されてしまう。

 

そんなある日、

有名な映画プロデューサーが殺害された。

 

被害者の名前はモンフェランで、

 

殺害現場は被害者の自宅。

 

するとなぜか?

主人公たちの住むアパートに刑事がやってきた。

実は・・・、

 

被害者はとんでもないゲス野郎で、

仕事のない女優のマドレーヌに、

仕事(端役)をやるから愛人になれと迫り、

マドレーヌはそれを断ったのだが、

どうやら

その直後に殺害されたらしく、

 

現時点で、

物的証拠はなく状況証拠のみだが、

警察はマドレーヌが犯人だと考えていた。

もちろん

マドレーヌは犯人ではない(はず)。
とは言え

無実を裏付ける証拠がないのも事実で、

このままでは裁判で争っても、

殺人犯として有罪が確定してしまう。

だとしたら

同じ殺人でも、

正当防衛での殺人を主張する方が、

勝てる見込みがあるかも?

そう判断した弁護士のポーリーヌは、

(本当は殺してないのに)

レイプをされそうになったから仕方なかった。

そんな作戦で裁判を争うことを咄嗟に思いつく。

 

そして裁判

 

知名度はないけど実力のある2人は、

その裁判で一世一代の大芝居を魅せる。

・・・みたいなお話

 

いわゆる、

フランス版三谷幸喜

的な監督の映画で、

裁判の後にもいろいろ起こります。

 

俺は、

三谷幸喜監督の映画はあんまり楽しめないけど、

フランソワオゾン監督の映画は好きなのが多く、

面白いかどうかというより、

不思議な魅力のある映画です。

 

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