公開日:2023年10月13日

レンタル:2024年3月13日

---------------

●お話

肉筆や木版画で人間の性的な交わりを描いた「春画」の研究者である「春画先生」こと芳賀一郎は、妻に先立たれて以来、世捨て人のように研究に没頭する日々を過ごしていた。そんな芳賀から春画鑑賞を学ぶ春野弓子は、春画の奥深い魅力にのめり込んでいくと同時に、芳賀に恋心を抱くように。やがて、芳賀が執筆している「春画大全」の完成を急ぐ編集者・辻村や、芳賀の亡き妻の姉である一葉の登場により、大きな波乱が巻き起こる。

 

---------------

●感想

なんか、変な映画で面白かった爆笑

 

春画」とは浮世絵の一種で、

主に江戸時代に流行した

昔の性風俗を描いた絵画のことです。

 

町人も普通に買うことが出来たらしく、

もちろん、

男性がエッチな目的で

使うこともあったらしいけど、

今の時代のエロい本とは異なり、

女性が普通に買うことも多かったそうで、

娘が大人になる時に、

母親との性教育で使ったりもしたらしいです。

もちろん、

今では芸術作品としての価値も高いです。

 

この映画の主人公は

この可愛らしい女性だけど、

 

映画を見る前は

線は、僕を描くみたいに、

女性が春画の画家を目指すお話なのかな?

・・・な〜んて、

思ったりしたけど、

全然違いました

 

主人公は

喫茶店で働く女性「春野弓子」です。

その喫茶店には、

いつもコーヒーを飲みながら春画を見ている、

常連さん(変態なおじさん)がいて、

新しいウエイトレスには必ず、

君は春画に興味ある?

・・・と話しかけて、

春画教室(自宅)に招待してくるのがお約束。

でもほとんどのウエイトレスが無視してる。笑

 

この人が、

みんなから春画先生と呼ばれている

春画の研究家で春画の画家「芳賀一郎」。

 

ある時主人公も、

この先生から春画教室に招待されるが、

断り切れずに承諾をしてしまう。

俺はてっきり

常連さんのお誘いだからと、

仕方なく来たのかと思いきや、

実はこの主人公、

重度の春画オタク

見た目はクールにしてるけど、

心の中では嬉しさで激しく踊っていた。

 

その日以来、

この家の家政婦として働きながら、

春画教室の生徒をすることになる。

俺はてっきり

ここから主人公が、

春画の画家として天性の才能を発揮する!

そんな展開になるのかと思いきや、

 

雑誌社の編集で、

芳賀の弟子もしている「辻村俊介」。

この男が登場してから、

物語はおかしな方向に展開していきます。

主人公は

いつしか芳賀先生を愛するようになり、

そしていつの日か、

芳賀先生と自分とで春画(S○X)をしたい。

そんな想いを強く抱くようになります。

ところが

芳賀先生は今でも、

亡くなった奥さんを愛しているため、

主人公への気持ちはあるものの、

それを強く抑え込んでいて、

2人が恋に発展する気配は微塵もない。

そんな2人が

編集の辻村が登場して以降、

少しずつ変化をしていくのだけど、

果たして、

芳賀先生と春野弓子は、

無事に春画(S○X)を出来るのか?

そんなお話です。

 

なかなかの変愛映画でしたピンクハート

---------------