公開日:2023年10月27日

レンタル:2024年2月21日

---------------

●お話

公園で一瞬目を離した隙に娘が行方不明になってしまった刑事ロークは、そのことで強迫観念にかられ、カウンセリングを受けるようになるが、正気を保つために現場の職務に復帰する。そんなある時、銀行強盗を予告するタレコミがあり、現場に向かったロークは、そこに現れた男が娘の行方の鍵を握っていると確信する。しかし男はいとも簡単に周囲の人びとを操ることができ、ロークは男を捕まえることができない。打つ手がないロークは、占いや催眠術を熟知し、世界の秘密を知る占い師のダイアナに協力を求める。ダイアナによれば、ロークの追う男は相手の相手の脳をハッキングしていると言う。彼女の話す“絶対に捕まらない男”の秘密に混乱するロークだったが……。

 

---------------

●感想

この映画

タイトルからは予想も出来ない、

意外すぎる展開から始まるので、

その意外さに引き込まれると思います。

 

主人公は刑事で

 

ある日警察に、

オースティン銀行の23番貸金庫が狙われる。

というタレコミがあり、

 

現場(銀行)周辺を、

警察の偽装トラックで張っていると、

 

銀行の、

目の前にある公園に怪しい男が!

・・・すると

 

この男と、

 

会話した人たちが、

 

次々と、

 

不可解な行動を取り始め、

ついには銀行を襲い始める。

 

そしてまさかの

同僚の刑事までもが、

犯人に操られてしまう。

 

最初は

不可解な行動をする全員が犯人の仲間で、

警察内部にも裏切り者(犯人の仲間)がいた!

・・・と考える主人公だったが、

どうやら、

常識では理解が出来ない現象が

起こっているらしいことに気づく。

・・・みたいな感じで、

 

見ている俺も、

普通のサスペンス映画と思って観てたのに、

え?え?え?

犯人は超能力者なの?

言葉で人を操る犯人なんて、

いったいどうやって捕まえるのさ?

・・・みたいな疑問が渦巻く中、

犯人の正体は謎のままで、

物語は更に進んで行きます。

 

実は

タレコミにあった、

犯人が狙っていた23番貸金庫の中身は、

主人公が先に抜き取っていました。

 

その中身は

お金でも宝石でもなく、

あまりにも意外過ぎるモノ。

それは、

3年前に誘拐されて現在も行方不明の

主人公の娘の写真」でした。

その時の誘拐犯は逮捕したのに、

結局、娘は帰って来なかった。

なのにどうして?

あの公園のベンチの男は俺の娘の写真を狙う?

そもそも貸金庫に娘の写真を入れたのは誰だ?

・・・みたいな感じで、

主人公はそこから

娘の居場所を知っているであろう公園の男を、

これまで以上に必死に捜し始めます。

 

実はあの男

話しかけた相手の脳を

ハッキングする能力の持ち主なのですが、
なぜか?

主人公だけはハッキングすること出来ません。

そしてそれが、

物語の後半のカギになるのだけど、

 

後半は

前半とは全く違う映画(内容)になります。

個人的に、

ハッキングの仕組みがネタバレすると、

途端にスケールの小さな映画になるので、

そういう部分をちょっぴり残念に感じつつも、

ハッキング能力同士で騙し合う展開は

楽しめました。

 

---------------