[第2話:地下水道]
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1話で破壊された街の様子を、
2話の冒頭で見せるのはなかなか良い演出と思う。
怪獣の存在の大きさや、
その破壊力の凄まじさを強く印象付けてくれる。
このアニメは、
「昭和のガメラ」みたいに
元気な子供が主役の分かりやすい内容だけど、
ところどころにリアルな演出や設定があり、
そういうところは「平成ガメラ」を連想させる。
だから、
「昭和ガメラ」と「平成ガメラ」を、
まるで融合させたような、
そういうアニメに俺は感じました。
そして何より、
怪獣同士がプレロスをする戦闘シーンは
純粋に心も体も燃えまくるぜー!!
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■前半の物語
前半はこの世界の怪獣についての説明で、
今(1989年)から10年前、
(イメージ画像)
海底に謎の空洞の入口が発見され、
その海底空洞の中には怪獣の死骸が発見された。
死骸は10万年前のもので、
海底で冷凍状態だった死骸を分析した結果、
人を喰っていたことが判明する。
しかも、
怪獣は大人も喰うが子供を好んで食し、
怪獣からターゲットされた者は、
仮にその怪獣から逃げられたとしても、
その後、
別の怪獣からもターゲットにされやすい。
などの特性が判明しているため、
主人公たちは、
「ユースタス財団」の
保護下に置かれることになった。
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■後半の物語
世界の数ヶ所でも類似の空洞が発見され、
その1つ、インドネシアの空洞で発見された
「怪獣(ジャイガー)の卵」を
日本の施設で研究していたところ、
何をしても無反応だった卵が、
「ギャオス」が日本に現れたのと同時に
突然孵化して施設から脱走した。
・・・みたいなお話。
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「ジャイガー」
昭和のジャイガーは、
とぼけた顔した愛らしい怪獣だけど、
このアニメのジャイガーは、
トカゲとハイエナを足して割ったような
癖強の怖い怪獣にアレンジされている。
まるで別の怪獣だけど、
これはこれで好き。
とても良い味出しています。
ガメラとの戦闘シーンは、
米軍も絡んでくる乱戦で、
子供達の叫び(米軍への訴え)が、
最終的に、
ガメラの勝利に繋がっていく展開。
なかなか良い戦いだった。
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