公開日:1978年4月29日
(スターウォーズ公開日:1978年6月24日)
レンタル:2007年10月12日
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●お話
ガバナス人の侵略を受けた惑星ジルーシアの長老は、奇蹟の願いを込め太陽系連邦に“リアベの実”を放った。この実を手に入れた8人は勇者となりガバナス人と壮絶な宇宙戦を繰り広げる。深作欣二監督が今までの作風を一転させ挑んだSFアドベンチャー。
~Amazonより~
●解説
『惑星大戦争』同様、『スター・ウォーズ』の日本公開にさきがけ、素早く作り上げた便乗作品。ストーリーは八犬伝に材を採っていたりと安直な部分もあるが、ビック・モローの起用、原寸大のリアベ号の建造など話題性は充分だった。『スター・ウォーズ』に比べ特撮の出来は見劣りはするものの、合成を使わずに戦闘機の追跡シーンを作り上げた点などが海外では高く評価された。
~allcinema ONLINEより~
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●感想
今年の・・・、
6月かな?
よく見るブログの中で、
3人くらいの人がほぼ同時期に、
この映画をレビューしていて、
1人目を読んだときは、
へー懐かしいなーと思ったくらいだけど、
それが2人目や3人目ともなると、
え?なんで?
・・・ってなるじゃないですか。
気になりだしたら、
俺も見たくなって、
そう思ってから大分時間が経ちましたが、
最近やっとレンタル出来ました
この映画は、
「解説」にもあるように、
「パシフィック・リム」に対する
「バトル・オブ・アトランティス」
・・・みたいな、
要するに、
南総里見八犬伝を、
スター・ウォーズにアレンジした、
スター・ウォーズのパチモン映画で、
ダースベイダーみたいな男が率いる
全宇宙で一番の悪の組織に対抗するため、
リアべの実に選ばれた勇者8人を、
全宇宙から捜す旅をするお姫様の物語。
ぶっちゃけ、
全宇宙から捜す。
・・・と言う設定の割には、
勇者8人中7人が地球人
(人間6人+ロボット1体)で、
勇者が近くに集まりすぎ
でも海外制作の、
いかにも、
C級、D級のパチモン映画とは異なり、
深作欣二監督、石森章太郎原案、
千葉真一、志穂美悦子、真田広之が出演と、
(日本では)ビッグネームばかりだし、
特撮も、
日本は経験豊富なだけあり、
現在のお子様向け映画よりも良く出来てる
・・・と思える部分が多々あって、
八犬伝を取り入れた設定も安易だが面白く、
短期間で創った割に、
まあまあ面白く出来ている。
このシーンなんて、
嘘みたいに
良く出来た合成だなーと思ったら、
この「宇宙艇リアベ号」は、
なんと1/1サイズ。
本物の迫力は凄いねーーー
そして、
この映画は、
外人の俳優さんが結構出てくるけど、
外人の俳優さんは 全員吹替え で、
リアルタイムで見た時は、
違和感強かった記憶があるけど、
今回は、
突破ファイルのアメリカンポリスの影響か?
全然違和感なかった
敵も、
鎧(ファッション)とか、
基地の中とか、
一見して特撮ヒーローの悪者風なのに、
見ていて子供向けには感じない。
幅広い層に向けて、
細部までしっかり作り込まれているような、
そんな印象を受けた。
ラストの、
敵戦艦が爆発して燃えながら墜落するシーンは、
敵戦艦の燃え方の、
リアリティが凄くて
この燃え方の迫力は、
アニメやCGではちょっと無理だね。
さすがに敵戦艦まで1/1ではないだろうけど、
それなりの大きさがないと
このリアリティは出せないよなーと感じて、
このシーンにめちゃくちゃ感動しました。
でも、
見終わってみて、
ん?あれ?
俺の記憶にある
「宇宙からのメッセージ」
・・・ではないな。
と思って必死に思い返したら、
宇宙からメッセージには、
「映画版」と
「TV版」があるのを思い出して、
俺はどっちも見たけど、
未来の忍者をモチーフにしていた
「TV版」の方が 好きだった んです。
細かい内容は全然覚えてないけど、
スターウォーズ公開後に制作されたからか?
コッチの方がパチモン感強いな
いつか、
こっちも見てみたいねー。
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【映画版】
【TV版】