発売日:2020年6月30日
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●お話
大地を駆け抜けるガンタンクの雄姿を見よ!
『機動戦士ガンダムサンダーボルト』本編では描かれることがなかった、知られざる戦士達の物語を描く「外伝」最新エピソード! 「かっこいいガンタンクが見たい!」というファンの熱い思いに応え、本編でも活躍するガンタンク乗り・クリード大尉の忘れられない過去を描いた「男と女」のほか、単行本未収録となっていた人気エピソード「戦闘糧食」を含む全8話をフルカラーで完全収録しています。
宇宙世紀0079。オデッサ作戦に初めて実戦配備された連邦軍の量産型モビルスーツ「RGM-79 ジム」の活躍により戦場の主役はモビルスーツへと急速に代わっていくが、連邦軍大尉のクリードは戦車兵の誇りを胸に戦車型モビルスーツ「RX-75 ガンタンク」に乗り続けることを選ぶ。そんな中、前線視察に訪れていた連邦軍の要人アーネスト・ケリー副長官とその妻サマンサが乗る政府専用機がジオン軍ゲリラ部隊の急襲を受けて墜落。クリードと砲撃手のソニア中尉が操るガンタンクは、敵の新型モビルスーツの猛攻を切り抜けて、無事、作戦を遂行することができるのか!?
巻末には月刊ホビージャパン誌の協力による登場モビルスーツのガンプラ作例記事も掲載!!
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●目次
①戦闘糧食
(サラミスの調理場の話)
②The colour of memories
(ザクパイロットの過去女とのS●Xの話)
③男と女1
④男と女2
⑤男と女3
⑥男と女4
⑦男と女5
⑧男と女6
(無口なガンタンク乗りの話)
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●感想
①いなり寿司が美味しそうだった
②ジオラマとイラストの融合マンガが良い
でも、
俺がこの本を買ったのは、
③~⑧のガンタンクの話が気になって、
キャノン好きでキャタピラ好きとしては、
この巻は買わずにはいられなかった
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まず、
ガンタンクと言えば、
この3機のロボットの中では、
「キャタピラ担当」だから、
ゲッター3を連想
・・・するのだけど、
ゲッター3と比較して、
戦車タイプなのに、
「縦長すぎる」のが気になるんです。
ゲッター3の土台はもっと長い。
そういう意味では、
オリジン版のガンタンクの雰囲気は、
ゲッター3に近くなってるけど、
ゲッター3の特徴でもある
「力強さ」には欠けるんですよね。
(そもそも、ゲッターではないけどね)
と言うことで、
サンダーボルト外伝4巻のガンタンクは、
ゲッター3以上の土台の長さに、
漢(おとこ)の力強さを感じるフォルム
これぞまさに、
俺の求めるガンタンクの姿。
指があるのもゲッター3感マシマシ。
そういう目で見ると、
砲身がゲッターミサイルっぽく
見えてくるから不思議。
(・・・んな訳ないか?)
相関図はこんな感じ。
GMが大活躍して大量に配備され始めているのに、
ガンタンクにこだわる無口な男「クリード」と、
ガンタンクは二人乗りで、
相棒の「ソニア」は今回が初任務。
優秀な兵士ではあるけど、
初任務でテンポや連携が悪いので、
適度にアクションシーンをかき回してくれる。
物語は、
連邦政府高官「ケリー夫妻」の政府専用機が、
ジオンのゲリラ攻撃に遭って墜落し、
それをクリードの所属する部隊で救出に向かう。
無事に二人を救出するも、
部隊は全滅してしまい、
生き残ったのは上記画像の4人だけ。
味方陣営は近いが、現在の場所は敵陣地内。
本来なら、味方の救援まで隠れていたいが、
ケリーが重傷で一刻の猶予もない。
そこで、味方陣営まで強行突破を図る。
・・・が、
その作戦は敵に見透かされていて、
ドムの小隊に急襲されてしまう。
・・・というお話。
「サマンサ」はクリードの元奥さんだけど、
哀しい別れ方をしたから、
今の関係はあまり良くない。
ケリーのことも離婚する前から知っているので、
この仕事は余計にやりづらいし、
終始ギスギスした空気。
無口過ぎるクリードに、怒りっぽいサマンサ。
ケンカ別れをしていて、
今や完全に冷めた関係に思えるのだけど、
実は、
とある理由から、心の中では、
互いに相手に対して贖罪の気持ちが強く、
その、とある理由(過去の思い出)が、
戦いと交互して少しずつ描かれていく。
・・・その演出や作品の雰囲気がまるで、
「クリストファー・ノーラン監督」の
「ダークナイト」シリーズのように感じて、
人間ドラマがすっごく良かった。
その上、
戦闘シーンがこれまた凄い
ミデアが攻撃され、
爆破寸前のミデアからの空中脱出。
射撃が正確なドムからの攻撃を
様々な技術を駆使して交わしながらの
地上への降下。
そして、地上に降りてからの地上戦。
これはキャンプで使うタープのようなモノ。
光学迷彩になので偵察にも見つかりにくい。
これまでのガンダムに、
ありそうでないグッズだけど、
この程度の技術ならあっても不思議じゃないし、
こういうグッズにはワクワクするね
敵は「ドム・レゾナンス」という
下半身がホバータンクのようなドムで、
アナログタンクと近未来タンクの戦い。
みたいなイメージ。
重力があるからこその
戦闘アクションの見応えがすごくてさ、
超楽しかった
やっぱり地上戦は楽しい。
そう言えば、
ジオン軍のモノアイって、
エンジンが始動をするときは
「グポン」で、
ギアが1段上がるときは、
「ブン」だよね。
なんか今更だけど、
「グポン」に笑った
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