大魔獣激闘 鋼の鬼（大魔神我の欠片：後編）

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鋼の鬼。

このアニメは大魔神我という幻のOVAが元ネタで、大魔神我はマジンガーＺのリメイク作品なのですが、これはデビルマンをベースにしたアニメで、そこにマジンガーの設定を盛り込んでいる。

・・・という感じです。

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大魔神我は、

マジンガーＺのマンガ版のように、ハード作品にする予定だったらしいけど、マジンガーのマンガ版ってハードな内容だったっけ？

因みに、

大魔神我は本編４５分の予定で、ロボアクションを中心に展開し、最後は新宿を舞台に大暴れ。

・・・みたいな内容だったらしい。

鋼の鬼は、
本編５６分。重いトーンの内容で設定にはマジンガーに似てる部分もあり、前半は面白いけど、無理矢理詰め込んだ全１話なので、全体の流れや構成が悪く、特に後半の戦闘シーンが意味不明なんだよね。
ダンガイオーは、
第１話は大魔神我と同じ本編４５分。１話の最後は地球（日本）の大都会で大暴れするという展開で、見応えは薄いけど、全３話でボリュームもあるし、アクション中心で楽しくて見易かった。

それを踏まえ、

大魔神我の企画を２つに分けて、鋼の鬼とダンガイオーが作られた。ならば逆に、２つのアニメを合体させて大魔神我を作るのなら、全体の流れはダンガイオーで、ダンガイオーに足りない見応えの部分を、鋼の鬼の重厚さや設定で補う感じかな？

それならば、それぞれの足りない部分を補った楽しいアニメになったかもしれない。

大魔神我見たかったな・・・笑い泣き

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ここからが本題ですプンプン上差し

■鋼の鬼とは、

とある軍事研究所で新粒子エネルギーが発見され、その新粒子エネルギーでビーム砲が開発され、発射実験が行われた。実験は成功したものの、その影響で大嵐が発生し、大勢が犠牲となった。ところがその大嵐がキッカケとなり、未知の鉱物が発見された。

実は、ビーム砲が鍵となって偶然にも「次元の扉」が開き、大嵐は次元の扉を開くための、いわゆる門の役割をしていた。「未知の鉱物」はその次元の扉の向こうからやって来ていて、動くことも話すこともしないものの、「明確な意思」を持っているらしいことが判明する。

更に、軍事研究所では３年掛けて次元の扉の開く仕組みを分析し、もう一度、今度は目的を持って次元の扉を開き、２回目も同様に鉱物がやって来るのだが、２個目の鉱物には「悪い意志」が宿っていて人を操り、その鉱物が自身にその人を取り込むことで「大魔獣へと変化」をするのだった。

・・・というお話。

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まるで、

新粒子エネルギーが光子力エネルギーで、未知の鉱物はジャパニウム鉱石（超合金Ｚ）っぽい。

それに、

画像中央の丸い部分が、軍事研究所サンサーラ。単なる偶然のようだが、上から見ると六芒星になっていて、そんな研究所の向こうには、なんとなく富士山っぽいような、そうでもないような、そんな山が見える。

これって・・・、

光子力研究所と富士山にも、見えるような、見えないような。

 

主人公のタクヤ（右）は口の悪い黒髪青年。タクヤの親友ハルカ（左）は知的な金髪（厳密には茶髪かな）青年。二人とも魔獣になるし、元ネタは不動明と飛鳥了なのかな？

・・・という感じがする。

 

大魔獣①

ハルカの乗る巨大な生命体で、人と鉱物の融合体「怒鬼」。

悪の意志を持つ鉱物は、なんとなくデビルマンの石像に似ている気がする。

　

ロボットというよりはバイオアーマーって感じで、ハルカとコクピット部分の扉との対比から、全長４０ｍくらいあると思われる。

 

大魔獣②

主人公タクヤの乗る潜水ロボが鉱物に吸収されて誕生した巨大生命体の「鋼」。

怒鬼と鋼は別の人がデザインしているけど、２つのデザインが似ないように、決定するまで互いに秘密にして絶対見せないようにしていたらしい。

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魔獣はカッコイー！！

・・・けどね。

この未知の鉱物は何なの？生き物なの？物体なの？悪魔なの？次元の向こうの発明なの？次元の向こうには何があるの？

・・・などなど、

いろいろ疑問のままでさ。

その上、

魔獣への合体が始まるのは残り１０分くらいで、合体するのに３分使って、さあ戦いだ！

・・・って頃には

「全５６分のうち残り７分」。

前半丁寧すぎ。

メイン（戦闘）を雑にしてどうする！

ところが、

その頃にはもう時間がないから、何の説明もなく唐突に戦いが始まり、なぜ戦うのか？戦った後にどうしたいのか？全てが謎のまま２人ともほぼ無言で戦い、説明なしで勝手にどんどんモードチェンジやパワーアップする。ガンダム等のリアル系ロボットアニメで、ロボット同士での戦闘中に敵と会話（ケンカ）をするシーンを見ながら、これのどこがリアルなんだ？っていつも思ってたけど、やっぱりさ、会話がないリアルな戦闘シーンってつまらないんだね。

な～んか、

惜しいアニメだったな。

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