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●お話
王国アゼロスの平和は、驚異的な侵略者の接近によって危機に瀕していた。オークが滅びゆく故郷を捨て、新たな定住地をアゼロスに求めて人間に戦いを挑もうとしていたのだ。人間たちはオークとの全面戦争を決意するが、そんな中で一人のオークがこの戦いを回避すべく、ある決断に至り……。
~シネマトゥディより~
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●感想
説明不足でよくわからない・・・なんて感想も読んだけど、全然そんなことないよ。
多少そういう場面もあったけど、どれも脳内補完で十分補えるレベルで、そんなの気にならないくらい、CGや世界観がしっかりしていて、物語も奥が深そうで、何よりキャラの設定が細かいところまで創り込んでいそうだなぁ~という印象で、まずは序章、というイメージの内容だったけど、そういう意味では想像以上に楽しめました。
これが3部作の1作目・・・とかだったら、この先もっと楽しめそうなのにな~~。現時点では、続編の予定はないみたいですね。
因みにこれは、ゲームが原作の映画です。
日本語版が展開されていないらしく日本での認知度は低いらしいけど(俺も初めて知った)、MMORPG(大規模多人数同時参加型オンラインRPG)というジャンルのゲームで、登録者数がギネス記録になるほど、世界中で人気があるらしいです。
で、今回の映画は、1994年に発売されたシリーズ第1作目の「Warcraft:Orcs & Humans」が原作になっているそうな。
中世ヨーロッパのような世界に、人間、ドワーフ、エルフが共存しているのだけど、ある日突然オーク族がどこからともなく現れ、人間たちの世界を奪おうとする・・・という内容。
オーク族は禁断の魔法を使い、こういう「ゲート」を通ってくるんだけど、異次元の世界から来たのかな?と思ったら、実は、別の惑星から来たエイリアン的な存在らしい。
この映画ではそこまで語られなかったけど、続編があればきっと、そういうことまで詳しく語られるんだろうね~~。
この門は、生物の命をエネルギーにした魔法によって開けることが出来るのだけど、オーク族の世界にある(オーク以外の)命だけでは、オーク族全員が通ることは出来ないため、まずは悪い魔法使いを含む先発隊が人間たちの世界に来て、次は人間たちの命を使って残りのオーク族を呼び寄せる。そして、この世界は我々オーク族のものだぁーーー!!!・・・的な作戦。
これは、人間界のリーダーで自ら先頭に立って戦う王様。
プラチナ色に光り輝く獅子の鎧がめっちゃよく出来ていて、しかもこの人が見事に着こなしていて、超カッコイー。
色は違うが、まるでリアルアイオリア。
日本の鬼を英語で表現すると、確かオークなんだよね。だからなんとなく、化け物で悪者みたいなイメージが強い。確かにこの作品のオークも、戦うことでしか自分を表現できない不器用な人たちなんだけど、誰もがみんな、化け物で悪者ではなく、中には、男気のある番長的なオークもいて、人間達やこのキレイな世界を汚すのはよくない・・・と考える者も出てくる。
そして悪い魔法使い。
ダークフォースに魅入られた悪代官的な存在。