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●お話

わずか7日で終わった昭和64年。その年に起きた少女誘拐殺人事件、“ロクヨン”から14年が経過し、未解決のまま時効が近づいていた。そのロクヨンの捜査に携っていた警務部秘書課広報室の広報官・三上義信(佐藤浩市)は、記者クラブとの不和、刑事部と警務部のあつれき、ロクヨンを模倣したような誘拐事件に直面し……。

~シネマトゥデイより~

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●感想

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見る前は、このキャスティングはどうなんだろ?

・・・って思ってたんだよね。

例えば佐藤浩市さん演じる主人公の三上。原作では顔が不細工な設定だけど、佐藤浩市さんと言えば、(イケメンというよりは)二枚目で有名な役者さんでしょ?だけど、実際映画を見ていると、この人しかいないって気分になってくるくらい佐藤浩市さんが意外とハマッていました。それ以外の役者さんも、全員とは言わないけど、とにかくキャスティングが小説のイメージ通りにハマッている方が多い印象でした。

 

で、映画の前編にあたる、原作の上巻を読んでいたときは、全体の約6割が、主人公の置かれた状況や心理を説明するページで、なかなか物語が進まず、ちょっと退屈な印象だったんですが、さすが映画!そういうのは映像で説明するとわかりやすいし、小説のように退屈しないで見れました。

 

また、小説の細かい部分を忘れていたので、そういうのを思い出しつつ、後編に繋がる伏線とかチェックしながら見ていたら、あっと言う間に前編が終わった・・・という印象でした。

 

前編終わった直後の、後編の予告とか、小田和正さんの主題歌とか、私は後半の楽しさを(原作で)知っている分、前編も退屈することなく楽しめ、なかなか良かったですね。

 

原作とは異なるラストってところも期待!!(わからんけど予想では、変更というより、追加している感じかな?)

 

でも、原作未読の人からしたら、サスペンスかと思ったのに事件らしい事件が起こらず、広報と記者のもめ事を見せられただけ・・・みたいな印象なのかな?

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