真夜中、家族が寝静まったあと、一人で焚火を見つめていた。
いつもみたいに心がなごまない。
「どうしてこんなふうになってしまったのだろう」いろんなトラブルが発生することではなく、起きてしまったことをいつまでも悔やむようになっている自分が不思議だった。
「パンッ」と突然、薪にまざってた竹がはぜて、あやうくイスごと後ろに倒れそうになるほど驚いてしまった。
「そうかっ。守りに入ってるぞっ」その一発で僕は気付いたのである。
それほどの音でもなかったのに、自分でも笑ってしまうほどの滑稽な驚きようは、心が弱くなっている証拠である。
強く持たねば。