鳥居みゆきさんはお笑い界の村上春樹だ!
今日、鳥居みゆきさんの単独ライブに行きました。
すごいのは分かっているので、「どう凄いのか?」を書いてみて、
何となく勝手に宣伝してみたいと思います![]()
演目はたっぷり2時間続きます。
まず目に入るのは、入場口で渡されるこれ。
ティッシュです。
よく配られる風俗サービスの物ですね。
このティッシュがとても大切な要素としてライブは進みます。
ただ!
風俗のテュッシュが配られるからと言って
エロい内容かと言うと全くそうではありません![]()
すごく重要な要素ですけど、下ネタらしい下ネタは恐らくほとんど出てきません。
勿論、世の中にはこのティッシュ見ただけで嫌悪感を抱く人もいるとは思います。
そういう方は恐らく何を聞いても下ネタに聞こえる人でしょうから、
(例えば、テレビでやってる映画のベットシーンでも嫌な気分になるタイプの人達ですね。)
全編下ネタに聞こえるかもしれません。
もう一つ配られます。
それがこれです。
ティッシュとこのカードが、
ライブの大きな要素です。
ライブが進みながら、会場は一体となって笑う所と、結構バラバラに笑っている箇所がいくつも出てきます。
2時間ずっとです。
ただ、それは人によって「笑うツボ」が違うという事では無いように感じました。
と言うのは、ある時には会場全体が一緒になって笑っていましたので、
恐らく皆さんそれほど違う種類の笑いが好きだと言うことではないと予想されるのです。
ならば、何で結構バラバラになって笑うのか?
というのを考えながら見ていたのですが、
その時思い出したのが、面白い本を読んだ時の読書感です。
私は村上春樹を思い出しました。
村上春樹が好きだ!
と言う人は恐らく私含めて、
「この人は自分の事を書いている
」
と思いながら読めるところに痺れているはずです。
どの場所で「自分の事を書いている」と思うかはバラバラでしょうが、
どこかで「自分の事を分かってくれている人がここにいる」
という思いを抱いて夢中になります。
鳥居さんはそれをライブでやっているのだ!
と思いました。
コントをしながら、
「人ってこうだよね。それを見ているとこう感じるよね」
というのを私達に問い続けます。
笑わせながら。
そしてそれが、何重にも様々な人格で問われるのです。
とてつもない笑いの技術を伴って。
村上春樹は、絶対に私達の事は書いていないし、
分かってもいません。
鳥居さんもきっと、私達の事をネタにはしていないし、
知ってはいないと思います。
でもライブを見ながら、会場中が「私達の感覚と似ている」
と思ったのは(思ってなかったらすみません。)、
圧倒的な笑いの技術と練りこまれたネタが詰まっているからです![]()
村上春樹の文章技術が圧倒的に上手だから、
「私の事を言っている」
と錯覚するのと同じです。
きっと、次にこのライブを見ても、
「鳥居さんの面白がっている事と自分が面白がる事と似ているなー」
感覚は変わらないと思います![]()
それは、技術と熱量が私のお笑いレベルを遥かに凌駕しているからだと思います。
圧倒的に上の技量と熱量で、私を楽しませてくれているんだなー、と。
とても、とても気持ちの良いライブでした。
「ああ、もう一度見てこの感覚に酔いたいなー」と思いました![]()
でも・・・
残念ながらその思いは叶えられそうにありません。
なぜなら今日が最終日で、見たのが最終公演だったからです。
そしてこられた皆さん!
配られたティッシュを良く見てください!!
QRコード、本物ですよ!!

