第8話 RIの場合 | 中斜里のブログ

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子育て終了して、現在は、ウインドサーフィン
を趣味にして、シニア生活エンジョイしようと思っていたら
すい臓がんになっちゃいました。
そんな私の治療の様子や日々の雑記です。

HOのおかげで指導に自信を持った私だが良いことばかりがあったわけではない
HOより3年下のRI

「コーチが恐いから練習に行きたくない」と母親から監督に連絡が入った

RIはHOよりはましだったがやはり一人っ子、両親ともに運動神経抜群だが、本人は何故だか鈍い

このとき実の娘が2人チーム内にいる為、どの子にも同じ様に接しようと努力し、なんとかしようと頑張った結果が裏目に出た

どうやら出来ないことばかりをさせる私の指導がお気に召さなかったらしい

その後は他の子達と同じメニューをこなせなくても、途中でズルをしても怒らないようにした。

すると今度は、「教えてくれない」とクレームが入った

HO達6年生が抜けるチームの

5年は次女を含め7人、4年が4人、3年はRI1人、2年が三女を含め4人と次女達世代が卒業した後のチームを考えるとRIになんとか頑張ってもらわなければならないことは、確かだった。
ただ本人にやる気が全くみられずバレー経験者の母親にやらされているように思えてならなかった

B
チームには、これまでの経験を基により柔軟性やさまざまな感覚面強化に力入れた

低学年なので難しい説明は極力避けて自由に身体を動かしながら感覚を養うようにした

機会があれば書こうと思っているが、ちょうどこの頃、長女が中学バレーの洗礼を浴びて我が家にその影響が出始め、様々なことを考えさせられ、教わった時期でもあった


誤解されるかもしれないが、私や娘達がお世話になったバレーが好きだ

ただ、それは「バレーじゃなければならない」とは違う

県大会出場も県大会優勝も一般社会では大して違わない し、本当に僅かな人しかバレーを糧として生きていけない

だからバレーをやりたくないならやらなければいい
そう思っている

ジュニアに入部してくる子供の大半は親が絡んでいる
親の理解が得られなければ始められない

ここで問題になるのは、最初の動機がどうであれ、本当に本人がやりたいかどうかだと思う

ジュニアに関わった11年間、親がやらせたくて、やらされていたケースをたくさん見て来た

私の知る限り、その中で、誰一人中学卒業までバレーを続けた子はいない

でも私はそれでいいと思っている
ただ、本人にどう考えさせるかだと思う。
 
すべての答えを親が用意して、その敷いたレールの上を歩かせようとしたところでうまくいくケースは稀だと思う。
 
ある程度の年齢までは、親が責任を持つべきだと思う。
ただそれは前述したレールを引くことではなく、自分自身のレールの引き方や脱線したときの対処法などにとどめるべきだとも思っている。
 
私自身 3人の娘の父親だが、3人三様でどの子をとっても「帯に短し、襷に長し」、自分が理想とする姿ではない、ただ自分をふりかえっても まあ似たようなものなので仕方ないと諦めている次第である。
 
RIのケースは当然 指導者としての私の未熟さもあったと思うが、5年生になりAチーム帯同となったところで退部していった。
 
続く