2年前、父が病気になりました。
病名は胆管がんです。
病状は思ったより悪く、ステージ4b。
他臓器への転移もありました。
この時、私は奇跡的に妊娠しました。
父を応援するかのように、時を同じくして私たちのもとへやって来た我が子。
このタイミングで妊娠、しかも自然妊娠なんて。
なにか運命を感じました。
運命なんだと思わせるもう1つの出来事。
それは、お腹の子の出産予定日が亡くなった母と同じであったこと。
母の生まれ変わりかもしれない…
父を応援しにきたんだ、きっと。
父も孫が出来たことを本当に喜んで、生きる気力になったと思います。
とても前向きに治療に励んでいました。
今日、父の主治医から呼び出しがありました。
内容は、今まで使用してきた抗がん剤が効かなくなり、癌が大きくなってきている。
もう、次に使える抗がん剤がないので、治験を試すか、緩和ケアに移行するか
といったものでした。
抗がん剤って、病巣によって使える薬に限りがあるんですね。
知りませんでした。
現在の父は病気ではあるもののとても元気で、友達と飲みに行ったり、
カラオケや旅行にも行って楽しんでいます。
1人暮らしもしていて、料理も自分でこなします。
こんなに元気そうなのに、もう治療の方法がないだなんて。
ショックで言葉も出ませんでした。
父は主治医に余命を聞いていました。
私にも色々とやらなければいけないことがある。
そんなに長くないのであれば、その時間を知りたいと。
主治医の先生は、私の顔を見て、ここでお伝えしてもいいですかと聞きました。
私はそんなことを聞く心構えも出来ておらず、聞こえないふりをしました。
正直、そんなこと知りたくもないし、考えたくもない。
でも、もうそんな逃げてばかりもいられないのかもしれない。
今まで考えないようにしていた事を、考えないといけない時期が近づいているようです。
