ゲテ
毎日ブログを更新している
まぁ
ネタに困ることもあるが
なんだかんだと書けている
とはいえ
ネタを待っているだけでは
いつか枯渇する
意図的にネタを「作る」こともある
あ
いや
作り話ではないよ
「こういうことをやってみたら面白かった」
っていうことです
さて
本日そのネタづくりの一環で
職場を舞台に
あるゲームを慣行してみた
題してまして
ゲーム「誰とも喋らん!」
ゲテの今の職場は女性ばかり
21人いるのだが
20人は女性
だもんで
あまり会話もなく
仕事内容も
検品と包装・梱包で
検品などは数量もチェックするので
雑談しながらでは仕事にならず
仕事中
職場は沈黙
休憩中も休憩室は
もう女子更衣室同然で
とても入って行ける状態ではない
いつも休憩時は
男子ロッカールームで
携帯チェックしている
さてさて
ゲーム内容はもうそのもので
今日一日
職場で誰とも口を利かない
という
どーでもいいルール
が
そこは職場だ
挨拶や返事は仕方が無い
それはOKにする
それ以外の雑談や
ちょっとした会話はダメ
その時点でゲームオーバー
さー
ゲーム開始
まずは
職場にはいって朝の挨拶
席について
作業開始
黙々と作業をすすめる
で
気付いたのだが
このゲーム
かなり面白いのだ
もう
仕事しながらも
「いつ話かけられるか」
もードキドキしちゃって
かなりのスリルなのだ
ひやひやしながらも
10時30分の休憩時間に
ほっとして
とにかく隠れるように小走りに
ロッカールームへ
持ち場からロッカーまで
かなり離れており
徒歩で2分ぐらいある
そそくさと
ロッカーに移動していると
背後に人の気配が
「ゲテさん」
わ!
振り返ると
持ち場の主任さんだ
いつも白い作業ヘルメットを付けている
ゲテよりちょい年上ぐらいか
とにかく返事はOKだから
「はい」
とだけ返事
「どこに行くんですか」
「・・・はい」
と
おかしな返事をする
すると横に男性トイレが
ゲテ
黙ってそちらを指差して
ニッコリ
「ああ、トイレですか」
ゲテ
「はい!」
すぃ~っと
トイレに退避
主任さんはそのまま
事務所へ
・・・よかったぁ~
やばかったぜ
でも
受け答えが変だったなぁ
しかし
主任さんは全く想定外だ
主任さんとゲテは
今の持ち場では
たった2人の男性で
よく喋ることがあるのだ
「いや~主任さんは要注意だな」
休憩が終わり
また持ち場に戻る
そこから
お昼までまた黙々と作業に
お昼は
みんな気の合う者同士で
食堂室で食事
ゲテはいつも
独り
ここでは
まず安心だ
食事を済ませて
再び午後の作業に
順調に無言状態をすすめていると
「ゲテさん」
わ!
誰だ?
直属の上司
女性のリーダーさんだ
「ちょっと、お願いできますか」
「はい」
台車を持ってきた
「運んで欲しいものがあります」
「はい」
で後をついていくと
休憩室に
ミネラスウォーターのペットボトルが
従業員用に置いてあるのだが
それがカラになっているので
補充して欲しいとのことだった
「はい」
と返事だけして
ミネラルウォーターのケースを台車に積んで
戻ってきて補充した
いやもう
ハラハラさせるなよ
いまのところ
「はい」だけで
通ってきてるが
まだどうなるか
また
持ち場に戻り
再び作業に
やがて
終業時間に
やった
が
まだわからん
職場を出るまでが
ゲームフィールドだ
残業さんにご挨拶して
持ち場を出る
もう
ドロボーのように
そそくさとロッカーに急ぐ
やがてロッカーのドアが見えた
やったー
勝った!
と
「ゲテさん」
背後で声が
え?
振り返ると白いヘルメット
主任さんだ
「・・・はい」
「いつもあのトイレ使ってるの?」
「・・・はい」
「もっと持ち場に近いトコに、トイレあるよ」
「・・・そ、そうですか」
あ
言っちゃった
♪ブッブー (電子音)
ゲテの頭の中で
残念なメロディーと
「GAME OVER」
の文字が点滅
あー
主任さん
想定外だったよ
負けた
も、ちょっとだったぜぇ
はー
またリトライ・・・するか?
わはははは
こんなくだらないことは
もうしないかも
はー
面白かった
じゃまた