久しぶりに
映画の話を
最近は映画館からちょいと
遠ざかっておりまして
夏休みだし
映画館も家族連れで混雑
そろそろお盆休みですしね
混雑もピークです
まぁ
この時期は
家族向けの作品ばかりで
大人がじっくり鑑賞できるものは少ないですねぇ
で
本日も映画館まで行きましたが
どうも入る気がせず
そのまま帰宅
午後からレンタル店に行きまして
これ
借りてきました
「おじいさんと草原の小学校」
昨年日本で公開された
ゲテ
この作品が公開されたことも実は知りませんでね
大抵は雑誌やらネットやらで
チェックはするんですがね
いや
もう心揺さぶられる佳作でした
キマニ・マルゲ
という実在のおじいちゃんの
実話の映画化
84歳で小学校に入学し
子供達と勉強にいそしむおじいちゃんのお話
イギリスの植民地から独立したアフリカのケニア
政府の政策で
小学校が無料化になり
子供達がやってくる
その中に一人
杖をついたおじいちゃんがやってくる
だが
「子供の教育機関だ」とあっさり門前払い
おじいちゃんメゲず
何キロも歩いてやってきて
断られても、断られても
何度もやってくる
根負けした女性校長は
独断で受け入れることに
おじいちゃん
鉛筆の持ち方も知らず
まずそこから教わることに
やがて
人々に知れることになり
世界中のニュースになる
が
反発する者もおり
学校に投石されることにも発展
それでも
おじいちゃん
一生懸命、字を学ぶのだ
なぜか?
おじいちゃんは
一通の手紙を大事に持っていた
「この手紙に何が書いてあるのか
それは自分の力で読まなければならない」
その一心で
読み書きを学んでいた
だが
おじいちゃんを快く思わない人々の
嫌がらせはエスカレートして行き
おじいちゃんがもっとも信頼を寄せる
女性校長にも嫌がらせの手が伸び
やがて
女性校長は遠方の学校へと
転勤を命じられる・・・・
さらに
おじいちゃんの持っている手紙には
何が書かれているのか・・・
いやもう
このマルゲさん
実在の方で
映画のラストでお写真が出ます
惜しくも2009年に胃がんで他界されたそうです
89歳だった
こんな人
いるんだなぁ
マルゲさんは
革命の戦士で
イギリス軍と戦った勇士だった
囚われの身になり
激しい拷問を受ける
映画の中でも
拷問の場面があったり
ケニアの厳しい歴史を
生きてきた生き証人でもある
部族間での差別
歴史観の違い
過去を切り捨てて
未来は生きれない
という何とも現実的なドラマ
心揺さぶられましたねぇ
「学びには終わりはない、土に埋められるまで」
というセリフ
今
学校でいじめなんてやってるクソガキに
言い聞かせてやりたいぜ
先日
DVDリリースされたばかりの作品ですので
レンタル店で探さなくても見つかる場所にあると思います
いい映画でした
興味があれば是非
じゃまた