先日買ったDVD
昨日見ました
「THE COVE ザ・コーヴ」
”入り江”って意味らしい
和歌山県太地町で行われるイルカ漁を
盗撮して「イルカ虐殺」を暴いたドキュメンタリー映画だ
昨年、ちょっと騒ぎになった問題作だ
ゲテの感想はというと
「面白いが、非常に不快」
地元の漁協や所轄警察の目をかいくぐって
盗撮カメラを設置するため奔走する
これが結構サスペンスフルで面白い
ハラハラさせる展開だ
昨年のアカデミーの長編ドキュメンタリー賞を
取っている
・・・面白いのだ、映画としては
だが
ドキュメンタリーとしては不快だ
日本が「敵」として描かれているからではない
・・・なんだろう、もう不快としか言いようがないのだ
主人公は典型的なアメリカ人だ
元イルカの調教師
だがイルカの聡明さに驚き
調教師をやめて、イルカ保護の運動を始める
「自分は間違っていた」というのだ
自分も反省しているのだから、オマエたちも改めろ
っていうことか
なんとも独善的で
典型的なアメリカ人
自分の正義を押し付ける
自分が正しいと思い込み、違う考えの者に攻撃する
簡単に他国に軍隊を送り込んでしまう国家だ
いい加減にしろ
これは
太地町の漁師やイルカを食らう人への差別だ
非常に不快だ
異質な文化に不寛容な態度を取るのが正義か?
水掛け論だが
アメリカ人だって牛殺して食ってるじゃーないか
でも
イルカを食ってる文化があることは知らなかったことは確かだ
この告発は認める
イルカの血で真っ赤になる入り江
この映像にはさすがにインパクトがある
で、このおじさん
この映像を映したTV持って
IWC(国際捕鯨委員会)の会場に乱入
イルカ漁を「告発」するのだ
が、すぐに警備につまみ出されるが
この勇気は尊敬する
「絶対、自分は正しい」と信じてるのだ
でも、それは「異文化に対して不寛容です」と
公言しているんだよ、おじさん
なにも太地町の人、世界中のイルカ食おうってわけじゃないんだよ
付近のイルカを捕まえているんだ
わざわざ遠くアメリカからやってきて
とやかく言ってるのはアンタたちだよ
しかし
映画はおもしろかったよ
機会があれば是非見てください
いろいろ考えがあると思いますよ
じゃまた





