今の職場は夕方17:45までの勤務だ
まぁゴタゴタと後片付けなんかをしていると
18:00ぐらいにゃ、すぐになってしまう
18:00ってもう真っ暗だよ
原付バイクで、ててぇ~と走って帰る
勤務先は工業団地にある
まわりは工場ばっかりだ
すぐ近くに某食品メーカーの工場がある
レトルトカレーのメーカーだ
いい匂いがするのだ
なぜかカレーの匂いっておなかが空く
さらに、某パンメーカーの工場からは
パンの香ばしい香りが・・・
くー
ハラ減った
で、また近所の大型スーパーへ
食料品売り場をうろうろしていると
「しょうゆせんべい」
わぁ~食べたい!
ほほほう
うまそー
よし、買おう
カゴに入れる
いろいろとお菓子を買い込み
店の出口に向かっていると
わたしの前に3人組みのガキ
見るからに中学生だ
じゃま!
通りを3人横並びで歩いているのだ
「水戸黄門か!」って突っ込みたいがガマン
すると真ん中の黄門様が、左横の格さんに体を軽くぶつける
よろけた格さん
体ぶつけてじゃれて遊んでいるのだ
で、格さん、今度は黄門様にぶつかる
黄門様、右の助さんにぶつかる
助さんよろけて、右横にあった商品棚に手をつく
そのとき、助さん商品を掴んだ
商品握って、そのまま店外へ
あ!
・・・万引き
よろけて棚に手をついたフリして商品を盗んだ
・・・あのガキ!
店員に通報しようと思ったが、止めた
・・・もう、知らん
大人として、いけないことかも知れないが
あんなクソガキの為に、なんかもうイヤだわ
早く帰って「しょうゆせんべい」食べたかったしね・・・
もう、情けないやら・・・
しかもその盗んだ商品ってのが
化粧用具
なんていうのか
あの丸いスポンジみたいなの
あれを掴んで持っていった
化粧品売り場だった
以前、書店でバイトしていたことがあった
わたしがレジ当番を終えて、他の作業に入ろうとしていると
血相変えたおばさんが入店
もう、興奮状態だ
おばさんの後ろに中学生ぐらいの男の子
「店長さん、いますか!」
「あ、はい、少々お待ちください・・・」
「あ、いえ、こちらから伺います、どちらですか!」
スゲー怒っているようだ
何があったのか
恐る恐るバックヤードの店長につなぐ
わたしは衝立隔てた隣で、返品本の箱詰めをして
聞き耳を立てる
「あのですね!」おばさんが切り出した
「ウチの子が、お宅の商品を盗んだんです!」
バサッって雑誌をテーブルに置く音が
ええ!
謝りに来たのかよ
じゃ、なんで怒ってるんだ!
「でもね、お宅の商品の置き方も、ちょっと問題ありませんか!」
だって
他人のせいかよ
・・・腹立つ
「盗人猛々しい」ってこのことだ
若い店長、たしか当事まだ26~27歳ぐらいだったか
すっかり言い負かされて
結局、最後は店長が
「すみませんでした」って謝っていた
最後までガキの方は謝らず、”ボーッ”と母親の後ろで突っ立っていた
アイツ、きっと他でもやってるな、万引き
他人事みたいな顔してた
もうなんかイヤだわ、気持ち悪い
見てる方もイヤな感じだよ、万引きって
もちろん、わたしはやったことないし
まわりにも、そんなヤツいなかったな
あああ!
気持ち悪い
せんべいも
まずく感じるわ!
しかし
今日のタイトルは
失敗したな
「家政婦は見た!」をもじったつもりだが・・・
「ゲテぇ婦」って・・・
・・・なんだそれ