今はどこの、どんな職場にも
パソコンがある
もう誰も使っておらず
置物同然のPCもある
まぁ大抵のPCは大活躍しているのだろう
そういう職場には
いる
パソコンおじさん
年のころは、50代後半から60代前半ってとこか
見た目にゃとてもPC操作なんて想像もできなさそうな
おじさんだが
めちゃめちゃ詳しいのだ
もう、なんでも知っている
わたしがPCを触り始めたのが18のときだ
もう25年になる
以降、ずーっとPCを使う仕事を渡ってきた
ブログには書かなかったが
わたしの前職は
製図トレーサーだ
CAD(キャド)ソフトを使って、図面を描き起こす仕事だ
それ以外にも図面に添える付属書類などもPCで作る
仕事はPCでしかしたことがない、といっていい
当事はまだ世の中にPCなど浸透していなかった時代
まだPCは”オモチャ”扱いされていた
その”オモチャ”で仕事をするのだから
取引先の会社からは、冷やかしの目でみられた
当事、私たち昭和40年代前半生まれの世代は
「新人類」なんて呼ばれて
団塊の世代の人たちからバカにされていた
その新人類たちが、職場に来たPCを使い
仕事をスイスイ処理し始めた
団塊オヤジたちからは、そりゃー嫌がられたよ
キーボード叩いていると、後ろに来て
「お楽しみやなー」って、よく冷やかされた
が、オヤジたちも、いつまでも若造を冷やかしてばかりは
いられなくなって来た
PCがドンドン仕事に浸透してきたのだ
オヤジたちも「使えない」じゃ通用しなくなってくる
使えないと世間から置いていかれる
あせりだしたオヤジたちは
PC買い込んで必死で勉強し始めたのだ
その成れの果てが
パソコンおじさんなのだ
趣味ではなく、生活のためにPCを勉強し始めたのだから
マジだ、ハンパじゃない
わたし、PCおじさんは苦手だ
とにかく
「独学でやりました」
「全部自分ひとりでやりました」
「誰にも教わらず・・・」
って”独学”っていうことをやたらとアピールしてくる
当然だ
そんなの独学で当たり前
わたしら”新人類”がPCイジリ出した頃は
パソコン教室もなかったし
本屋のPC書籍コーナーも今ほど充実していなかった
みな、デンキに詳しい奴とか、デンキ店の店員と親しくなって
情報を入手していたのだ
当事のPCってね
ハードディスクは別売りだったのだよ
40メガのHDDが当事11万円もした
たった40メガでだ
ボーナスはたいて買ったよ
そもそもPCが35万円もした
いや、それは本体だけでだよ
性能なんか多分今の家庭用ゲーム機より劣っていた
もちろんワープロソフト、表計算ソフトも
自分で買って来てインストールする
WINDOWSなんてなかった
いや、正確にはあったのだが
とても、使えるようなモノじゃなかった
当事のOSは
MS-DOS(エムエス-ドス)
っていうのが主流だった
が
WINDOWS95の出現で流れが変わった
ここからPCブームが始まる
あ、なんかわたしの思い出話になってしまった
要はね、今度職場に来たあたらしい人
どうもPCおじさん風なのだ
パートのお姉さんがPCの操作でモタモタしていると
自分の持ち場を離れてお姉さんの様子を見に行くのだ
まるで
「PCで困ったら俺に任せろ!」
って言いたいみたいなのだ
わたしはそういうおじさんには気を付けている
変に逆らって、ムキになられたら困るのだ
”独学”で身に着けた知識だ
自身マンマンなのだ
過小評価して、おじさんをキズつけてはいけない
わたしは
「俺、PCは苦手ですぅ~」
ってとぼけている
まぁ、そんなイヤな感じの人ではない
ので別にいいのだが
ブログやピグでのチャットなど
できませぇ~~ん
ブログって何?
ボク、知らないの・・・
わはははははは
じゃまた