兵庫の男子高校生が殺された事件
朝からニュースで見る
男子高校生が通り魔に襲われ
そばにいた彼女を逃がした
が、自分はクビを刺されて絶命した
気の毒な事件だ
TVは彼の英雄的行為を好意的に報道している
が、なんかひっかるのだ
この一件
そう、殺された時間帯だ
夜の10時半から11時なのだそうだ
・・・なんでそんな時間帯に外にいた?
なぜ、未成年の外出を許した?
TVはそこまで報道しない
亡くなった人にムチ打つような報道は避けたのか
そういう否定的な報道はしないのか
庶民感覚では
「そんな時間にウロウロしてるから・・・」が
正直な感想だ
未成年に限らず
夜間は犯罪に巻き込まれ易いのではないか
この男子高校生、彼女を庇ったまではよかった
が
庇うのなら、はじめからその時間帯に
会うべきじゃなかったんじゃないのか
女の子の安全思うのならね
犯人は言語道断だが
この男子高校生の落度も大きいのだ
TVはそういうのちゃんと報道しなきゃね
とにかく早く犯人、つかまってほしいものだ
さて
本日図書館にいった
以前わたしが破損させてしまった
「カムイ外伝」
が本棚に戻っていた
おおー
早速、手にとる
バサッ
数ページ、床に落ちる
・・・直ってないじゃん
もう知らんぞ
なんだよ!
おれはちゃんと破損、申告したじゃないか
謝罪したよ
しばらく本棚から消えていたから
てっきり修理に出したと思っていた
こんな言い方はよくないかもしれないが
「謝って損した」
いやな言い方だが、そんな気持ちになった
まぁ修理もタダじゃないから
経済的な理由があるのかも知れない
そういうオトナの事情もあるのか
さて、もう一丁いきます
おりがみ本を物色しに
児童書のコーナーに移動する
わたしのまわりは
子供ちゃんばっかり
床がカーペットだから
皆、裸足だよ
元気だよー
おりがみ本をシゲシゲながめていると
ふと
絵本コーナーが目に入った
手前に立てかけてある
『どうぞのいす』
というタイトルの本だ
なんとも愛らしい、うさぎの表紙だ
おりがみ本を置いて
絵本コーナーに
手に取ってパラパラっと
見てみる
・・・かわいい
最後のページの版を見る
初版が30年前らしい
そんな前なら
ご存知のかたも多いと思う
さっそく空いているイスに座り
読んでみた
とあるうさぎさんが木でいすを作る
そのいすを森の木の下に
「どうぞのいす」という看板とともに置く
そこに森どうぶつたちが入れ代わり立ち代り
やってきて、いすをめぐって物語がすすむのだ
最初はロバさん
いすにどんぐりを置いて木の下で居眠り
次にきたどうぶつがそのどんぐりを食べてしまい
かわりに持っていた自分の食べ物を置いていく
さらに別のどうぶつがやってきて、それを食べて・・・
このルーティンのくりかえし
で、ラストは・・・
このはなし
要は「思いやり」がテーマだ
見えない、どこかの誰かを
思いやる気持ち
ロングセラーなのもうなづける
こころ暖まる物語
ここ1~2年ロクなことがないわたし
ちょっと目頭が熱くなってしまった
図書館の児童所コーナーで
子供用のちっちゃいイスに座って
絵本を開いて、目を潤ませていたのだ
わははははは
・・・なんて単純な
押尾学や、中国の胡錦濤に読ませてやりたいよ
他人への思いやりが
人格を作るんだよ
自分ことばっかりじゃダメなんだよ
いい本でした
児童絵本でしたが・・・