ゲテ、風呂場ですすり泣く | ゲテのブログ

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日々思いついたコトをいろいろ綴ってます

地獄のような暑さだ


地獄はよく知らないけどね


さて

バイト三日目

また本日、一人辞めた


以前やった「紐かけ」の仕事で

モタモタしていた30代後半の男性

わたしと同日に入った人だが

どうにも不器用な人で

玉結びが出来ないのだ

社長に

「話にならん!」って一喝された


その後もいろいろドジがあって、就業後

「・・・ボクには無理です」


わたしは

「焼き入れ」といわれる作業をやった

プラスチックの化粧品の容器

これの側面に印刷をするのだが

油膜がついており、インクがのらない

そこでガスバーナーで炙って油膜を飛ばすのだ

コンベアの真ん中にガスバーナーがあり

反対側から流して、炙られて出てくる

それを拾う役だ

バーナーが暑くって汗だくに

熱気で意識朦朧になる

熱中症寸前

もー大変だった


さて本題だ

この職場に外国人がいることは以前に書いた

ペルー人と中国人

みな日本語が使えるので困ることはない


一人の外国人女性

仮に「リズ」さんと呼ばせてもらうことにする

ほんとは違う名だ


彼女、耳が不自由だ

補聴器を使っておられる

耳の障害が原因か発音がよくない

日本語を使うのだがよく聞き取れない

さらに、これは確かめたわけではないのだが

少し、知的障害もお持ちのようなのだ

簡単な作業が覚えられない


簡単な箱の組み立ても

手順が覚えられない

4回、5回説明するのだが

要領を得ないのだ


当然、仕事は滞る


あの社長だ

厳しい叱責が飛ぶ

「何度言ったら解るんだ!」

「いいかげんにおぼえろよ!」


もう聞いていられないのだ


わたしとコンビで仕事をした時も

横で激しく叱責される


見ていられなくて

社長が席外したとき

「あわてなくていいよ、大丈夫!」

「おれは怒らないから!」

って笑いかけた

・・・将軍様に見られたようだ

「余計なこといわない!」って怒られた


他のパートさんも社長に倣ってか

リズさんに冷たい


リズさん

お昼もポツンと一人で食べていた


わたしも、まだ馴染みがないから

一人で食べていた


思い切ってリズさんの横へ


「たいへんやね」

「ううん、大丈夫」

「日本、嫌いでしょ?」

「・・・日本好きだよ」

って小さく言って恥ずかしそうに笑った

初めて笑顔を見た


泣いた


帰って風呂場で泣きました

人前じゃ泣けないタチなんでね


今も書いていて、ちょっと泣きそうです


情けないなぁ、オレ

くやしくってね

なぁ~んにもしてあげられないんよねぇ


あんな社長にボロボロに言われちゃっても

日本人好きだって


彼女なりの虚勢か本心か


他のパートさんみたいに知らん顔はしたくないんよね

でも、わたしも新参者なのでなにも出来ない


声掛けるぐらいしかない



わたし、お人好しなんです


「いい人ぶりやがって」といわず



わたし、いい人です(笑)