雨だ
いや、うっとうしい
やっぱり梅雨か
昨日の昼休みのことだ
若い子たちとだべっていた
過去、最大に恥ずかしかったことを話す
ってことになった
いい大人がする話ではないが
相当、暇だったとご理解いただきたい
３０代前半の男の子のはなし
大学生の頃女の子をデートに誘ったそうだ
夜景を見に行くことになり車で出かけた
関西なら有名な六甲山
展望台のようなところで、二人で夜景をみていた
で、その男の子、おもむろにタバコを出して点火して
目を細めて夜景を眺めた
女性の肩に手を廻し
「・・・この夜景をすべて、君にあげるよ・・・」
と、言ったそうだ
事務所は大爆笑！
わたしは飲んでいた「十六茶」を吹き出してしまった
どうしてやろうかこのヤローを
どんな顔して言ったのか
想像すればするほど笑えるのだ
あ、断っておくがわたしの話ではないよ
職場の男の子の話
以前、趣味で写真をやっていたことがあった
友人と北陸方面に撮影旅行にでかけた
福井県のある漁港の町で、時間を合わせて別行動にした
おのおの好きな場所で撮影することにしたのだ
で、わたし防波堤のあたりを撮影ポイントにしていたのだが
一人の男性が突堤に立っていた
望遠レンズで覗くとリュックを背負っているので
地元の人ではない
旅行者だ
で、わたしも突堤の方に向かってボチボチ歩きはじめた
同じ旅行者なら会話もあるかと思ったからだ
その男性リュックをおろし、口に両手を添えてなにかしている
恐る恐る近づくと
ハーモニカだ
ハーモニカを吹いていたのだ！
強風吹きすさぶ、曇天の日本海に向かってだ
演歌が聞こえてきそうな風景なのだが
ハーモニカだった
声を掛けようと思って接近したのだが
なんか怖くてやめた
おそらく周りがドン引きするぐらいの、ナルシストだったのではないか
いや、知らないけどね
しかしキザなヤローだ
「怪傑ズバット」並のキザ野郎だ
あなたのまわりにもいます？
キザ野郎