造り上げる事はあまりに難しい。
壊すことはいとも容易い。

この二つが実は同じものであることを僕は知っている。






私はお別れが苦手です。

得意な人なんて居ないでしょうが…


出会いがあれば別れがある。
というのがこの世界の理です。

違えることは出来ません。


最もわかりやすい別れが「死」です。

どんなに拒んでも、誰も望まなくとも必ず訪れます。


死ぬときは何と言い残すのでしょう?
そんなことを考える事があります。

それは人間として最期になる別れの言葉です。

一般に別れの言葉といったら葬儀のさいに故人に送る言葉とされますが、死んだ人は言葉なんか聞けません。
乱暴な言い方をしたら遺族の自己満足です。

本当の意味での別れの言葉は死ぬときに交わされるのです。



きっと私はなにも言えないのでしょう。

立場はかわりますが送る側だった時は何も言えませんでした。

いつも、いつも、まるでいつも通り当たり前に次があるかのように、呆けた顔で眺めるだけです。



そんな大事なときにもそんなんだから、永遠以外の別れでも、なにも言えないのです。


卒業式の日も、彼女と別れるときも、いつも通りの別れの挨拶で去って、二度と会わない。
実に一方的だと思います。

暴力的とも言えます。


解ってはいても、私はお別れの言葉を言えないのです。


その訳は、至極単純。

別れが辛いのでも無く、もう一度会えることを期待しているのでもなく、気を使っているのでもありません。

引き留められるのがウザイだけです。



good night and have anice dream!