珈琲は地獄のように熱く、悪魔のように黒く、愛のように甘く、そして世界のように深い。











「蠱毒」という言葉があります。
毒はともかく、蠱はなかなかお目にかかる字ではありません。
字のごとく「皿の上で蠢く虫たち」と言う意味合いです。


蠱毒とは古いまじないの一種。
壺の中に蜂やら百足やらの毒虫を閉じ込め、殺し合わせる。
最後に残った虫は他の毒を喰って猛毒となり、生への異常な執着心をもつ。
そいつが蠱毒です。


蠱毒を使って相手を呪ったり、毒を抽出して使ったりします。


元は中国のまじないです。
日本にも犬を使って同じことをする犬神というまじないがあります。

ちなみに犬を使って作った蠱毒を犬蠱、獣をつかえば獣蠱と言います。




権力格差がなくなったとはいえ現代社会にも格差はあります。
私のように至極普通の生活を送る者もいれば、想像もできないほど貧しい者もいる。
そして、誰もが羨む大富豪もいる。

世の幸福は無限ではありません。
誰かが幸福を独占すれば他の誰かは不幸になる。
幸せとは誰かの不幸の上に成り立っていることを忘れてはいけません。


幸福とは得るのではなく喰う。
私は自分のために17人の幸福を喰いました。


足るを知らない人間とは、世界に閉じ込められた人間の蠱毒。


人蠱となってしまうかもしれません。



Good night and have a nice dream!