「野球盤」で一世を風靡したエポック社。エポック社のおもちゃといっても、あまり思い浮かびません‥‥。
しか~し! 実はエポック社は昭和50年に国産初の家庭用TVゲーム機、「テレビテニス」を発売した会社なんですよネ。
今や「ゲーム」といえば「TVゲーム」と同義になりましたが、その先駆けのTVゲームを発売したにも関わらず、モノクロ画面での「テニス」のみしかできなかったということ、そして1万9500円という高価な価格設定のため、後発の任天堂にお株を奪われてしまいました‥‥^^;
我が家にはトミー製品に強力なコネを持つ父のお陰で、トミーの「TV FUN」という4種類のゲームができるゲーム機がありました(^o^)
「野球盤」は昭和33年の発売。映画『ALWAYS 三丁目の夕日』の中で、一平がクリスマスプレゼントとしてもらっていましたネ。というわけで、こちらは今年が発売50周年の記念の年になるハズです。
私たちの世代ですと、昭和47年から登場した「消える魔球」がお馴染みです。
他のゲームというと、まずは「魚雷戦ゲーム」。昭和42年発売。
実際に魚雷(鉄の玉)を発射するのですが、家が傾いているとウマくできませんでした。(昔は傾いている家がけっこうありました‥‥^^;)
「サッカーゲーム」は昭和40年発売との情報がありますが、真偽のほどはわかりません‥‥。のちに「ホッケーゲーム」も発売になりました。
「パーフェクト・ボウリング」はボウリングブームの真っ只中の昭和46年発売。当時としては画期的なスウィープ機構が付き、本格的なものでした。私は野村トーイの「ビッグ・ボーリング」
を選んだのですが‥‥。
そして、わりとどこの家にもあったように思われる「パーフェクション」。☆型や正方形、楕円や三角形などのブロックをそれぞれの穴に時間内に差し込むという、単純なゲームでした。昭和47年発売。
なぜかこの「パーフェクション」と大村昆さんのイメージが重なるのですが、CMに出演されていたんでしたっけ?
現在のエポック社は「シルバニア・ファミリー」が根強い人気を保っていて、安泰なんでしょうか。TVのキャラクターに頼らない、もっと独創的で楽しいおもちゃを開発していって欲しい会社です。