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 実写版の『ワイルド7』って、よく特撮のカテゴリーに入れられていますが、どこか特撮が使われていましたっけ?^^; 特殊な小道具は使われていますが、それってフツーの、例えば刑事ドラマでも見られるようなものですし‥‥。この番組が特撮なら、『西部警察』も立派に特撮番組になってしまいます‥‥。


‥‥というのはさておき、以前近所のレンタルビデオ店でVHSのソフトを見かけたのに、いつの間にか消えてしまって見逃して残念に思っていたら、DVDのレンタルが開始されました(^o^) 『仮面ライダー THE NEXT』を借りたくて足繁く通い、「返却されたばかり」の棚を覗いていて『ワイルド7』のタイトルを見つけた時は、「アニメで新作がつくられたのかな?」と半信半疑でした。そこで、陳列棚の方へ行ってジャケを確認してみると、あの懐かしいTV実写版だったので狂喜してしまいました(^o^)


 35年ぶり(昭和47年10月9日放映開始 その後、1回だけ再放送を夕方に見た記憶があります。)に見てみると、バイクアクションもけっこうよく出来ていて、ワクワクして楽しめました。何といっても、主役の「飛葉大陸」役の小野進也さんをはじめ、「八百」役の手塚茂夫さん、「世界」役のマイケル中山さんなど、なかなか二枚目でカッコいいことを再認識しました。「ヘボピー」役の笹本顕さんは原作マンガのイメージとは異なりますが、こちらもカッコいいですネ。

 それぞれのバイクも個性があって、当時はカウル付きのバイク(八百)や、チョッパーのバイク(世界)が好きでした(^o^)/ しかし、チョッパーの白バイって‥‥^^; まぁ、迫撃砲を積んだサイドカーの白バイ(両国)もあり得ませんが‥‥。

 原作のコスチュームを踏襲した衣装はカッコいいです! しかし、10月放映開始ということは、第1話の撮影は真夏‥‥。役者さんって大変な仕事ですネ。

 その第1話では、ワイルドのリーダーである飛葉の兄が、いきなり殉職してしまいます。原作マンガの方はあとで知ったので予備知識が無く、大陸がリーダーになることは全く知らず、私はこの展開に呆気にとられたのを覚えています。峰岸隆之介(現:徹)さんもカッコいいので、すっかり主役なのだと思って見ていたもので‥‥(^^ゞ

 草波隊長役の川津祐介さんはこの番組で知ったのですが、冷酷非情な隊長って‥‥^^; すごくイヤなヤツとして描かれていますが、川津さん的にはどのように感じられていたのでしょう。まぁ、ワイルドの面々が死と隣り合わせの過酷な任務に就いているということが感じられたので、この描写は正解なのでしょうが。

 脚本には上原正三さんも参加されています。そして、主題歌は詞:阿久悠さん、曲:森田公一さんというすごいコンビです。

 制作にには萬年社が参加しています。萬年社は特撮では『レインボーマン』『ダイヤモンドアイ』『ファイヤーマン』『電撃!ストラダ5』『流星人間ゾーン』などの、ちょっとマニアックな番組を制作していた会社です。アニメでは『鉄腕アトム』の制作をしたという輝かしい実績があります。
 不思議なのは、宣弘社が制作した実写『月光仮面』のアニメ・リメイク版は、この萬年社が制作していたのです。先日お亡くなりになった川内康範氏の繋がりだったのでしょうか。