東京地方は昨日とはうって変わって暑かったぁ~。


昭和40年代の暑い日には、隅田川や荒川が臭かったっけなぁ‥‥。遠足でバスに乗っていて首都高速で隅田川を渡った時、父が運転するダットサントラックで立石のトミー本社に行った時、カーエアコンが無かった時代には窓を全開でしたので、川のくさいにおいに直撃されました。慌てて窓を閉めても間に合わなかったり‥‥。あのにおい、懐かしいなぁ。

 映像や写真、録音ブツなど、視覚や聴覚に訴える記録はありますが、嗅覚に訴えるものって残せませんネェ‥‥。懐かしいモノを探っている私としては、この分野だけは完全に記憶だけが頼りです。夏に感じたイイ匂い、イヤな臭いも含めて、思い出せるだけ挙げてみます。



プールの水の塩素臭

町工場(こうば)の機械油

友だちの家の風呂(よく水遊びをしたので‥‥)

公園の砂場

神社の縁の下の砂埃

籐細工の工場

金魚の水槽の水

ビーチボールや浮き輪のビニール

手に移った鉄棒やうんていの鉄の匂い

チューチューアイスのオレンジ

友だちの家のお線香

花火の煙

蚊取り線香

荒川土手の雑草の草いきれ

目刺し

カブトムシ

トウモロコシの葉っぱ

遠くで降っている雨

お風呂で温かくなった怪獣ソフビ

父の「エロイカ」

母の「VO5」

「資生堂サンオイル」

海や遠足に持っていったおにぎりの海苔

銭湯で飲んだ「メロンサワー」

銭湯の薬湯

バキュームカー

ゴミ収集車

「シッカロール」(夏になると首や肘によく塗られました)

‥‥‥‥



 とりあえず、こんなところでしょうか。「ゴミ収集車の匂い」は、夏の暑さでにおいが広がっていることもありますが、夏休みでゴミ収集の時間に家にいたことも、夏を感じさせる一因でしょう。

 今でも存在する匂いもありますが、失われてしまった匂いもありますネ。匂いを記録することはできないのでしょうか。