ゴッドファーザー コッポラ・リストレーション DVD BOX/マーロン・ブランド,アル・パチーノ,ジェームズ・カーン

¥9,240
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先週末、大好きなこの三部作を通しで鑑賞しました
約9時間…さすがに疲れましたが
イタリアからアメリカへ渡りマフィアとして成功と繁栄を手にするビトー、繁栄のなか、多くの大切なものを失っていくマイケル
コルレオーネ・ファミリーの悲劇
表面的に判断すれば、悪因悪果などと見えるのかもしれない
ファミリーを守り、繁栄のために多くの命を奪い、家族や兄弟さえもその手にかけた人間が真っ当な人生とその終わりを迎えられる訳がない…そうかもしれない
しかしながらこの作品からは様々な悲しみと家族に対する愛憎を読み取ることができる
PART2でファミリーを作ったビトー・コルレオーネの渡米、マフィア稼業への経緯が回想される
そこではイタリアでマフィアに命を狙われる幼少期のビトーがいる
そう、自身が被害者であったのだ
アメリカへ逃げるものの、そこでも待ち受けていたのはマフィアのせいで職を失うという理不尽な生活だった
ビトの悲劇は被害者であったはずが、いつしか加害者の側になって悲劇を繰り返してしまうことかもしれない
物事や人の感情にはいつでも複数の面が存在している
心の闇
この作品に人としての悲しさと悲劇を見るほどに人間であることを意識する