生まれて一度も一人暮らしをしたことが無かった。
心配性な両親の元、見合い結婚をして
夫と生活を始め、数年ごとに生まれた子供たちの
子育てに専念した母親業の36年間だった。
しかし是非とも一人暮らしを経験したいと思い
夫にはしばらく店で生活してもらうことになった。
自宅に一人、実に快適。
自分のペースで洗濯をし、庭の手入れをし、
食べたい晩御飯を自分のためにだけ作る。
こんな日が来るなんて、夢のよう。
家族と死別して訪れた一人暮らしでは
こんな気持ちにはなれなかったと思う。
誰かの都合にどれだけ合わせて来た毎日だったことかと思う。
週に3日、夫は子供たちに任せて今はこの生活を
満喫しようと思う。