数年前にいつも考えていた事について思い返してみる。

体は両親から貰ったが両親はそのまた両親から貰った。

そのまた両親はそのまた両親から貰った。

どこまで行ってもそこに私の創造や選択は無い。

つまり体は私のものではない。
もちろん沢山食べれば太ったし、1日1食にしてみたら
痩せていった。

でも生まれてくる時に私が私の体を作ったわけではない。


次に性格や行動パターンや病気はどうだろう。
遺伝や隔世遺伝などと言われる独特の言い回しがある。

「父親にそっくり」だとか「隔世遺伝したんだ」など。

そうやって自分が生み出したもの、自分だけの特徴、
自分にしか出来ないことなどを調べてみたけれど
何も思い浮かばなかった。

私らしさって何だっけ。私は私だけが受けた傷やトラウマになったものや
体験で出来ているかもしれないが、それは消えないものなのだろうか。

「私」が経験によって作り出された概念なら、あらゆる経験もその経験によって
蓄積された心の総量もやっぱり概念でしかない。

そうでありながら私の人生は私の経験のすべてで出来上がっており
人生の解釈は私に完全にゆだねられている。

何をしても自由だけれど後で後悔するのがとっても嫌で
いつもこれで良かったのだろうかと思い悩む。

もっと注意深くなりたいと思った今日この頃。

こんなことを一日中考えるのが私の最大の趣味。
かれこれ40年以上になる。