母親の本音はいろいろあると思う。

長男に限らず、我が子の性格で

自分に似ている部分はあまり好きではない。

長男は息子たち3人の中では

やはりいちばんやさしい子供だと思う。

勉強に全く興味がなかったので

とても心配な子供だった。

昨日からセンター試験が行われているが

長男だけは受けていない。

次男三男はセンター試験のための勉強を必死でやった。

センターの結果次第では

希望校を受けることすら難しくなるからだ。

さらにセンター試験のための勉強をしてから

受ける大学のための勉強もやった。

そして二人共「浪人」と呼ばれる

受験生活も頑張って、

やっとそれぞれの大学に入ったのだった。

昨日長男が言うには

「センターなんか頑張って受けても

みんなこの世のシステムに組み込まれて

騙されているんだけどなあ」と言った。


私は長男のそういうところが嫌いだ。

長男は就活もやっていないし、

やりたいと思って頑張って取った教員の資格は

1年使っただけで教員採用試験は

放棄してしまった。

大学院も出し、調理師学校にも2年間通わせ

たくさんの稽古事もさせた。

今は福祉のパートに出て

小遣い稼ぎをしているが

自活はしていない。



私は騙される人が好きだ。

一体世の中でこの世のシステムやら親やら先生やらに

全くだまされなかった人が何人いるだろう。

クリシュナムルティは

たとえそれが自分自身であってさえも

信じてはならないと言った。

それでも人は何かしらを信じて生きているものだと思う。

センターを頑張れば大学に一歩近づける。

無事に大学を卒業すれば

自活できるかもしれないと信じて頑張る事のどこが悪い。

昨日は久しぶりに夕飯の時に長男に釘を刺した。

「他人の選択を馬鹿にするな」と。

この世界は壮大なる実験場だと言った人がいる。

それでも構わない。

私は自分にやれるだけの事を誠実にやっていこうと思う。