いまここ

彼は元ミュージシャンだったような・・。

20年ほど前に友人から彼の話を聞いたことがある。

和尚ラジニーシに縁のある方のようだ。

和尚の本はたくさん持っているがどれも漫才の種本みたいなもの。

本を読んで何かが身に付くというものではない。

でも最近読み返してみるとまた違った感慨が起こる。

子供の頃からこの世が生きにくかったので、

勝手に自分の事を「怒りによる誕生」であると思って生きてきた。

もしもあらゆる事に関する怒りが消滅すれば

私の場合もうこの世界にいなくてよくなる気がする。

ところが次から次に腹の立つことが起こってしまい

なかなか彼岸に渡れないでいる。

彼は常々この世で起こることに深刻になる必要はないと言ってきた。

起こるべきことが起こっているだけだと。

私は深刻になってはいないけれど、自分や周りの人間の

愚かさや欲によって起こる様々な出来事に腹を立ててしまう。

時には非常に厳しく糾弾したりする。

そういう人間でいることが時には苦しい。

でも私らしいのかなあと思ったりする。

私から怒りがなくなれば・・。

当然もう二度とここには生まれてこないはず。