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昨日のブログでふくしまライブカメラに登場した「指差し作業員」の事を書いた。

彼のブログが実に面白い。

カメラに向かって指をさす行為がその映像を見る自分に

向けられてもいると感じた瞬間に彼の中に大きな動揺があったようだ。

自分の行為が自分自身をも弾劾していると言うような・・。


だからこそ彼はアーティストであり哲学者なのだ。

彼は周到な用意の元、原発作業員の待遇改善を求めて行動した。

しかし自分も安全な場所にとどめておくことはできず、

実名で顔写真を公開し、フリーの記者として東電の会見場に現れた。

普通の記者は生活のためにやっている人がほとんどなので

たとえ肩書きがジャーナリストでも

わが身に危険が及ぶことはできない。

仕事は生き方ではない。



しかしアーティストは生き方そのものがアートである人が多い。

アーティストは自分をどこまで冷徹に突き放してみることができるかにかかっている。

孤独で苦しい作業。

そういう人の目を見るのは怖い。

直視できないほど美しく澄んだ目をしていることが多いからだ。

自分で自分を見る行為ほど怖ろしいものはない。

しかし、その道から逃れられないと自覚してしまった人も

生きていくしかない。

そういう人にはたまに天恵が訪れるから生きていけるのかもしれない。