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早く大人になって家を出たかった。
ただの家出では連れ戻されるので、自活できる大人になって、円満に逃げ出したかった。
そのためには親のすすめる見合いをするのが最も良い方法に見えた。
夫に申し訳ないくらい自分が家を出たいがために結婚をした。
子供がかわいくて、沢山育てた。
すべて自分が選んでやってきた。
だから悔いはないけれど、
何かのために決める決断ではなくて、もっと単純に、生きた方が良いと思う。
好きで一緒に暮らしたい人が出来たから結婚するとか、生活がやっていけないので、大人になって自活しなければいけない年齢なのだけれど、一緒に暮らさせてもらうとか。
どんな決断も本当は自分で判断して決めているはず。
ただその自覚がなかったり、責任転嫁したいだけ。
それが出来るようになるという事が、本当に大人になる事だと思う。
子育てはある意味大変だ。
自分のしたい事、したくない事、やらなければならない事など、その都度どういう決断をしたかに、子供の幸せがかかっている。
私の子育ては沢山の間違いがあったかもしれないが、いつも、一生懸命だったような気がする。
私が今ありがたいと思うのは、男の子三人が夫と仲が良くて、夫に反抗した事があまりなかった事。
子供達みんなが夫を気遣うように育った事。多分夫をそばで見ていた事で、子供達が自然に身につけたのだと思う。
誰も結婚したがらなかったら、それは親があまり幸せそうではなかったからかもしれない。
この世界で起きるどんな事にも自己責任があるとすれば、夫婦が仲良くないから子供達が結婚したがらないというのも真理だと思う。
結婚も子育ても、沢山の苦労の中で本当の意味で「大人にしてくれる」
そういう気がしている。