大学受験の三男が過去問の解説をしてくれという。

D.リカードの「比較生産費説」についてである。


この説が「現在の自由貿易」が、先進国にとっても後進国にとっても有用であるという、お墨付きを与えている。


しかし現実には様々な問題を抱えている。

日本は得意な自動車だけを全ての国民が作ればいいのか。

かんきつ類はアメリカからすべて輸入すれば「みかん」などは誰も作らず食べなくなってもいいのか。

アメリカは日本人の主食の米も「自動車を買ってやっているんだから米は全てカリフォルニア米を輸入してくれ」と言いかねない。


リカード氏には自国民の食料まで貿易の対象商品になるという発想はなかったに違いない。