知人84歳 。
和菓子職人だったのです。
国が戦争をしようと決定した頃
ひそかに橋や港湾作業に徴用されたのです。
「軍属」として。
軍隊がいきなり、敵地に行ったりしない事を初めて知りました。
道路や港を作ってから軍隊が到着するわけです。
もちろん南方に行くのは船ですから魚雷攻撃を受け、たくさんの死者を出しながら転戦していくわけです。
命からがら日本に帰国したのですが、戦争が終わって日本のために働いた旧軍人には「恩給」という形の補償がなされています。
しかし軍属にはいまだ1円の保証もされていないそうです。
おまけにある出版社の出した太平洋戦争の本では「大本営発表のままで
現実とはまったく違うことが書かれている」そうです。
老人は言います。
「あの戦争は何だったのですか。私に何の補償もないのはどうしてですか。」