さて本日、ついにというかようやく新刊「語感で覚える重要英単語」が発売となりました。
本当にご予約なさってくださっていた方にはお待たせしました。またご感想をお寄せくだされば幸いです。
まだ手にしていない方のために、ちょっと中身からの紹介をさせていただきましょう。
みなさん、figure という単語をご存じですか?ざっとこれだけの意味があります。
1.名詞のfigure
①(人の)姿、容姿、(からだの)スタイル
②[通例形容詞を伴って]…な人物
③(絵画・彫刻などの)人物像、動物の像
④図形、図解、さし絵
⑤(ダンス・スケートの)フィギュア
⑥数字、(数の)けた、(数で表わした)額
2.動詞のfigure
①~だと思う、判断する
②計算する
③[figure out A](a)Aを理解する (b)Aを解決する (c)Aを算出する
これまでの英語学習は、これらの意味をとにかく「覚えなさい」というものでした。しかし「語感…」では、この figure をその『核』のイメージからこのように説明しています。
figure の『核』のイメージは「(あいまいだった)輪郭をはっきりさせる(がはっきりする)」です。
「~を計算する、合計する」「~を(数字・図・絵で)表す」「図解する」「描く」といった意味が動詞の figure にはありますが、これらは全て「~を数字・図・絵などで、その輪郭(全体像)をはっきりさせる」ということなのです。
I figured up a total.
合計を出した
また「~だと考える、結論する、決定する」「~を…だと思う」「~を理解する」 「~を想像する、思い描く」という意味もありますが、これは「~を頭の中でその輪郭(全体像)をはっきりさせる」ということです。
What do you figure will happen?
何が起こると思いますか
We figured it (to be) the best plan.
私達はそれが最善の計画だと結論した
I can't figure him.
彼を理解できない
The teacher figured that Jeff was asleep.
先生はジェフが眠っていると思った
自動詞の場合、 「計算が合う(をする)」「(話が)わけがわかる」「現れる」等の意味がありますが、これは「(あいまいだった)輪郭がはっきりする」ということです。
She figured as a guest star in that program.
彼女はその番組にゲストスターとして出演した
That[It] figures.
それは当然だ、思ったとおりだ
※「あいまいだった輪郭がはっきりした」ということ。
Her name figures in history.
彼女の名は歴史上有名だ
※「歴史の中で彼女の名前ははっきりとしている(目立っている)」ということ。
それから figure out で「~を理解する」という表現がありますが、これは「出現の out」がfigure にくっついただけのこと。
※「出現の out」については同書359ページを参照。
「完全に~の輪郭をはっきりさせる(浮かび上がらせる) → ~を理解する」となったわけです。
I can't figure him out.
彼を理解できない
Can you figure out what to do with this?
これをどうしたらよいかわかりますか
figure は名詞としても用いられますが、その場合は「輪郭がはっきりしたもの(をはっきりとさせたもの)」というのが『核』のイメージになります。(名詞の figure の) 「(統計上の)数字」「(数で表される)額、値段」「(数字の)けた」「図形、図」「計算」という意味の場合、数字や図(形)というのは、売り上げ、価値、大きさ、形等をわかりやすく「その輪郭(形・内容)をはっきりさせたもの」であり、計算というのは「輪郭(内容)をはっきりさせること」と言えますね。
unemployment figures
失業者数
We bought a house at a low figure.
家を安い値段で買った
the figure 8
数字の8
a large figure
大きな数
I did figures.
計算をしてみた
The skater drew several figures on the ice.
スケーターは氷上にいくかの図形[模様]を描いた
※ちなみに figure skating という名前は、元は氷上に正確に図形を描けるかを競うものだったことに由来する。
She is good at figures.
彼女は計算が得意だ
更に名詞の figure には「(人の)姿、人影」「(物の)形」「(体の)格好、スタイル」という意味がありますが、これらは「(ある人・物の)はっきりとした輪郭」ということです。
A dark figure was following her.
黒い人影が彼女を尾行していた
She is trying to keep her slender figure.
彼女はほっそりしたスタイルをくずさないように努力している
また「重要人物、名士」「(○○な)人物」という意味がありますが、重要人物というのは、周りから目立つ(つまり輪郭がはっきりしている)人物ですね。
a great figure in history
歴史上の偉人
He is now a public figure.
彼は今や有名人です
どうでしょうか。このように、その単語の持っている一番根っこのイメージをつかむことにより、表面上に現れた結果としての意味を一気に理解してしまうというのが今回の本のコンセプトです(トータル200語超収録していますが、ホームページ上の「 『核』のイメージ増補編」と合わせると300超の多義語の高速習得が可能になります)。
受験業界・高校英語では、このような教え方、捉えさせ方はこれまで皆無でした。ここに切り込んだ業界では初めての書になると思っています。
他にもたとえば、get across、get around、get away、get back、get by、get down、get in、get off といったイディオム(他にも take+α、keep+α、put+α…多数あり得る)を丸暗記せずに、一つのイメージで一気にとらえて覚えてしまう方法なども載せています。
また前置詞についても『核』のイメージから体系的にわかりやすく身につく説明がなされています(前置詞のマスターは英語感覚の向上に欠かせないとよく言われますが、それをスムーズに納得いく説明で可能にしています)。
語源(接頭辞・語幹・接尾辞)についても載せました。この語源についてだけでも収録語数は1000を越えますが、そこに書かれたルールを活用できるようになれば、その数倍~十倍超の語彙を高速習得できるでしょう。
これまでの英語学習の常識を覆す高速多義語&イディオム習得と、ネイティブの英語感覚の習得に大きな威力を発揮してくれる一冊となるでしょう。
→ http://yokomi.life.coocan.jp/AWS/Eng/html/Eng80.html
最新刊です ![]()

