Peace-at-any-price mind-set
どうしようもないくらい軽い体
透けていく熱が上昇する
目の前に広がる風景
空気中を浮遊する惑星
私に笑いかける少女
血まみれの白い花
右手の温度と左手の温度
その大きな差が
私の汚らわしさを物語る
手放せない快楽
薬など要らない、この手で得る
性的な欲求不満
血まみれの子宮
生命が生まれることに躊躇う
この小さな命は誰が守るのだ
恐怖はやがて無感情へ色を変え
やがて自ら手を下す
私はそんな社会現象を
当たり前だと思っている
血まみれの思考
もどかしくて虚しい
他人の愛など求めていない
なのに重なる性的欲求
いくら自分を慰めても
熱が冷めればまた私に
虚空の悲しみが訪れる
私たちは滅びたほうが良いのではないか?
血まみれの涙
減りつつある出生率
世界は正確に進んでいる
人間が一番だなんて誰が決めた?
神だなんて都合のいい話
増えすぎた猿を今滅ぼそう
無駄な知能はやがて
夢も生命も侵食する
血まみれの理想
愛が愛のまま変わらぬことは無い
やがて人間は愛を殺す
蝕んでいく破壊衝動
蝕んでいく性的衝動
声を枯らして涙を枯らして
頭を垂れて喘ぎを殺し
それでも変わらぬ色あせた日常
血まみれの温室