without resistance
身体の凍るような目線
冷たい微笑を湛えた
「あなたの望むもの
私は何でも知ってる」
聞こえたのは傲慢で
孤独な自身の声
独り薄暗い場所で
迷い立ち尽くしている
「ここがどこだかわかる?
あなたは怖いかしら」
禁断の場所
触れてはいけない何か
近づきすぎた
後戻りはできない
「眠りなさい」
内側に広がる世界
理想を追ったはずが
真っ暗なこの場所には
望んだものなんて無い
閉ざされていく
醜くも美しい
世界の扉
光が消えていく
なのに身体は・・・
無反応
「あなたの望むもの
私は何でも知ってる」
「眠りなさい」
冷たい手が
瞼をそっと
閉ざしていく
それなのに
僕の身体は・・・
無抵抗