先週発売タイトルで首位を獲得したのは
約7万本を販売した「3DS:テイルズ オブ ジ アビス」でした。
移植、3DSの普及台数という観点から見ると成功の部類といえそうですが、
上記2点の理由からロングセラーにはなりづらいと予想されます。
よほどの事がない限り売り切り終了という形が一番良さそうです。
新作2位にランクインしたのは2機種合計で約6万本を販売した
「PS3&360:スーパーストリートファイターIV アーケードエディション」でした。
本作はフルプライス版の6割程度の出足という事で、
初動としてはぼちぼち売れたという印象です。
価格が安価ですので中期的販売を期待したいですが、
格闘ゲームというジャンルが初動型寄りなので深追いは禁物かも。
予想以上に売れたのが約4万本を販売した
「PSP:ToHeart2 ダンジョントラベラーズ」でした。
あまり大きく取り扱わない販売店も多かったのですが、
それでも4万本程度を販売したのは予想外でした。
問い合わせも結構あるようで今後の展開が難しいところです。
新作4位には4万本弱を販売した「Wii:ゴールデンアイ 007」でした。
受注段階では集まりが悪かったという事があるとはいえ、
発売初日でほぼ完売という高い消化率を記録しました。
追加出荷分も問い合わせが多いようですし、
しばらくこの品薄状態が続く可能性も高いです。
準新作、定番タイトルは大きな動きがあまりありませんでしたが、
「ゼルダ」「ダンボール」は安定した2万本以上の販売でした。
ハード関連ではWii本体が微増するも大きな動きはなし。
本来値下げ相当の施策が行われればそれなりに動くはずですが、
今回のリゾートプラス同梱という施策程度では何の意味もないという結果になりました。
3DSは値下げの声が大きくなりつつある中の新色発売ですし、
しばらく値下げはないという回答のようなものです。
VITA発売に合わせて値下げをしようと考えるなら、
それ相応のインパクトを求められると思います。
任天堂がどういうチャレンジをしてくるか楽しみですね。