■先週の新作の動向
先週発売タイトルで首位を獲得したのは約8万本を販売した
「3DS:ワンピース アンリミテッドクルーズSP」でした。
この記録は3DSで2番目の好スタートとなり、
本体の牽引も若干見られるほどとなりました。
初週の消化率は高いというわけではないのですが、
今週に入っても活発に動いているため徐々に品薄になりつつあります。
次回メーカー出荷が6月中旬との事ですし、
ちょうどよい流れになりそうなタイトルです。


新作2位には約3.2万本を販売した「PS3&360:TROY無双」がランクイン。
日本ではなじみの薄いトロイア戦争を題材にしているタイトルという事で、
販売本数は予想通りの伸び悩みという結果になりました。
さすがに無双がタイトルに入るだけではダメという事ですね。
もちろん海外ではまた違う結果になる可能性もあり、
あくまでも日本でのヒットには至らなかったという事にすぎません。
逆に海外では大ヒット、日本ではいまいちというタイトルも多数ありますし、
本作の日本での結果は特に気にする必要はないのかもしれません。
個人的にはワンピース無双を早く作ってほしいです。
その他のタイトルでは「Wii:パンドラの塔」が約2.2万本、
「DS:トレジャーリポート」が約1.5万本の販売でした。
パンドラの塔は発売時期が時期であればこんなスタートじゃなかったでしょうが、
今現在発売されてもこのレベルになってしまって勿体ないかもしれませんね。
トレジャーリポートはレ○トンの丸パクリ的タイトルでしたが、
玉木宏を主役にし、TVCMも頻繁に流す事で知名度を上げ、
消化率でいえば先週発売タイトルの中で一番手になっているかも。
問題は市場から一瞬在庫が消えてしまい、
ユーザーが別のタイトルに目移りする可能性がある事。
この手のどちらに転ぶかわからないタイトルは
小売サイドからの受注は苦戦必至なわけですし、
バンナムも売れると信じて受注分より多めに生産すればいいのに。
コーエーはその辺しっかりしていて、
リスクを持って生産しているところは好感が持てます。
■先週の旧作の動向
「ポケモンタイピング」はやっとメーカー出荷が行われ、
少しずつではありますが品薄を解消しつつあります。
しかし購入者の感想が予想以上に良いようですし、
まさかのロングセラーになる可能性もまだまだありそうです。
■ハードの販売動向
ハード市場は大きな動きなし。
ただ、Wiiの出荷がしばらく止まっているとの事ですし、
E3明けあたりで日本も何かしらの施策を行う可能性がありそうです。
あるとすれば値下げ関連と思われますし、
買い取り価格をやや下げておいた方がいいかもしれません。