■先週発売の新作動向
先週発売タイトルで首位を獲得したのは
13万本強を販売した「DS:逆転検事2」でした。
発売初日から動きも良く週末もそのペースを落とさず、
前作を下回るスタートながら消化率は決して悪くない状態です。
前作が最終的に1,000円を切るほどの値崩れを起しましたので、
要警戒タイトルという位置づけでしたが全く問題ないスタートのようです。
最終的に20万本を超えるあたりで落ち着きそうですので、
無茶なリピートは控えつつこまめな対応を心がけたいところです。
■マクロストライアングルフロンティア イツワリノウタヒメパック
新作2位にランクインしたのは約5.5万本を販売した
「PSP:マクロストライアングルフロンティア」でした。
予約が伸びきらず、初日も前作割れ確実の動きで、
そのまま週末を向かえやや元気がないスタートとなりました。
一部では消化率があがらず頭を悩ませているようですが、
PS3版の値崩れにより本作を警戒した販売店では適正在庫となっており、
大きな混乱にはなっていませんが、人気シリーズだっただけに残念。
やや初動率の高いタイトルですので、
リピートは気をつける必要がありそうです。
■白騎士物語 -episode.portable- ドグマ・ウォーズ
新作3位にランクインしたのは4万本強を販売した
「PSP:白騎士物語 -episode.portable- ドグマ・ウォーズ」でした。
発売初日こそ順調に消化をしていたものの、
週末にぱったり止まってしまいほとんど伸びず、
かなり厳しいスタートになっているのではないでしょうか。
PS3での実績はそこそこあるものの、PSPでは初登場という事で予測が難しく、
初週での急ブレーキにあわてて販売価格を下げる販売店が増えているようです。
この状況だと少なからず次回作に影響を与えそうです。
その他の新作は約3万本を販売した「DS:ドラゴンボール改」などなど。
■先週の旧作の動向
準新作では「Wii:ラストストーリー」が約2万本を上乗せし、
累計販売数は約13万本となりました。
先週に累計20万本を目標にと申し上げたところですが、
2週目の急ブレーキが思いのほかひどくやや厳しい状況。
中古もかなり流通を始めていますので、
今後の伸びに影響を及ぼしそうです。
そして大きな落ち込みを見せず順調に数字を伸ばしているのが「PSP:喧嘩番長5」で、
約2.5万本を上乗せし、累計販売数は約8万本となりました。
いつもどおりの動きなので引き続きリピート対応を心がけたいところです。
「ラストストーリー」に負けず劣らず急ブレーキがかかった「PSP:戦場のヴァルキュリア3」。
とはいえ前作も急ブレーキだったので想定内と言えそうで、
約1.8万本を上乗せし累計販売数は約12万本となりました。
この辺から売り切り終了という販売店も出てくるでしょうし、
リピートには気をつけたほうがよさそうです。
■ハードの販売動向
相変わらずPSPのまとまったメーカー出荷が行われず、
少ない入荷のなかでやりくりしている販売店が多いようです。
仕方なく海外版を取り扱う販売店も増えていますが、
おーさかさん のところのようなお達しがお上から来ています。
任天堂は海外版のDSLiteが流通していた時、
サポート外ながら故障した海外版DSLiteに対して
有料ではありますが基盤を日本仕様に変更してシリアルを日本版にするなど
しっかりサポートしてくれた事もありました。
もちろんそれには十分ハードを供給していながらそれを上回る需要があり
「出荷が追いつかず申し訳ない」という気持ちが強かったため
そういう神対応になったのではないかと私は考えています。
(※もちろん勝手に私が妄想しているだけですからね)
今回のケースでは「電気用品安全法」が絡んでいるらしく、
個人では100万円以下の罰金、法人だと1億円以下の罰金となります。
実際にどうなるかはわかりませんが、
みなさん気をつけて下さいね。