今週はミドル級タイトルが多数発売されるなか、予約が多く入っているのが
「PSP:俺の妹がこんなに可愛いわけがない ポータブル」です。
本作は大人気ライトノベルでアニメ化も行われる人気コンテンツのゲーム化で、
ジャンルはアドベンチャーとなり本作にちょうどよさげ。
ゲームだけのオリジナルストーリーで展開するため、
原作ファンにとってはうれしい仕様なのではないでしょうか。
予約はどちらのパックも好調に入っており、
予想以上に初動があるものと思われます。
コンテンツ人気がどこまでのものか未知数ですし、
リピートが難しいところではありますが、
まずは初週の動きを要チェックですね。
PSPからは動きのありそうなタイトルがほかにも多数発売され、
特に「PSP:戦場のヴァルキュリア3」は今週のメインタイトルのひとつです。
シミュレーションRPGとアクションを融合した独特のシステムと、
架空のヨーロッパ大陸を舞台にしたストーリーが人気のタイトルです。
1がPS3、2がPSPとなりシステム面やキャラクター性など、
1と2の間で色々好き嫌いが出ているタイトルですが、
本作では良い方に転ぶとうれしいところ。
PSPからはもうひとつメインタイトル「PSP:喧嘩番長5」も発売。
本作はシリーズを重ねるごとに実績があがってきており、
バカバカしさにリアリティを織り交ぜた最近の喧嘩番長は、
中期販売が見込める人気シリーズとなりました。
そこに加えて「PSP:とある魔術の禁書目録」も予約が入っており、
原作ファンを中心にやや動きがあるものと思われます。
モンハン需要で盛り上がるPSP市場に、
人気のシリーズが発売されますので、今週はPSPをメインに展開。
Wiiでは「Wii:ラストストーリー」に予約が急上昇。
本作は坂口博信氏が代表をつとめる「ミストウォーカー」開発のRPGで、
今までにないシステムを搭載しているルーキータイトルです。
任天堂発売のタイトルですのでTVCMの投入は当然ですが、
店頭ディスプレイキットを多くの販売店に送付しており、
それが項を奏して予約の急上昇に至ったと考えられます。
坂口氏がからむタイトルは今まで市場から大きな期待を背負わされ、
発売タイトルの大半が値崩れを起していたため、
本作に弱腰だった販売店も多く、やや品薄感が漂っています。
装着率の低い特典「サウンドトラック」もややプレミア化してますので、
購入予定の方は早めに手配されたほうが良いかもしれません。
その他のタイトルは「PS3&360:Dragon Age:Origins」あたり。
本作は全世界320万本を販売した海外発の自由度の高い超大作RPGで、
「オブリビオン」「セイクリッド」などに続くタイトルになりそうです。
最近では海外のRPGタイトルもかなり人気を獲得していますので、
本作も初動から動きがある可能性は高いです。
■感想
市場の中心は「戦場のヴァルキュリア3」「喧嘩番長」
「ラストストーリー」の勝負になりそうです。
どれも初動から10万本あたりが狙えますし、
最近寂しかった新作市場を盛り上げてくれそうです。
「俺の妹~」は家電量販やネット販売がメインになりそうなので、
一般店頭では売り切り終了という販売店も多いかもしれません。
1月は売上がひどいので今週で稼げたらうれしいです。