■先週発売の新作動向
先週発売タイトルで首位を獲得したのは34万本弱を販売した
「Wii:スーパーマリオギャラクシー2」でした。
3Dゲーム入門に最適なタイトルになるべく発売された本作は、
チュートリアル的なDVDの同梱、いきなり3Dへ放り出すのではなく
ゲーム開始は2Dで、その後徐々に3Dへシフトしていくゲーム内容など、
親切なつくりと効果的なTVCMにより前作を上回るスタートを記録。
発売当初こそやや値段をさげた案内がありましたが、
ただ単に空気が読めない問屋という印象の方が強いかも。
Amazonでも一時期26%OFFとなってはいましたが
すぐに元に戻ったようですし不調という事はないと思われます。
しばらくWiiはタイトルがありませんし、
本作の長期販売を期待したいところです。
■スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL
新作2位にランクインしたのは約8.3万本を販売した
「DS:スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL」。
スパロボのスピンオフとして発売された「無限のフロンティア」を
やや上回る販売数を記録しており消化率もかなり高いスタートとなりました。
次回のメーカー出荷が6月下旬となっていますが、
どこまで売れるタイトルなのかが未知数で発注が難しいです。
Amazonでも現在在庫があるのも少し気になります。
その下には「DS:サカつくDS ワールドチャレンジ2010」
「DS:メダロットDS カブト/クワガタ」がランクイン。
サカつくは単独で約5万本の販売、メダロットは2Ver.合計で約5.5万本の販売で、
カブトVer.のシェアがクワガタVer.より高いという結果になりました。
サカつくは予約もそこまで多くなくサッカー人気が・・・な事もあり心配していましたが、
予想以上に売れているという印象を受けます。
メダロットは予約が入っていましたのである程度の初動は予想していましたが、
購入者の年齢層が高いというのが予想外でした。
逆に言えば子供の食いつきがあまりよくないため、
ロングセラーを期待するのは危険かもしれません。
その他のタイトルは「360:デススマイルズ」「360:アランウェイク」が約1.7万本、
「PSP:ブレイズユニオン」が約1万本の販売などなど。
■先週の旧作の動向
準新作では「PS3&360:ロストプラネット」が予想以上に健闘。
2ハード合計で約4万本を販売し累計販売数は約16万本となりました。
前作購入者の感想が高いというわけではないため、
ロングセラーになりにくいかと思っていましたが、
今のところ好調を維持しているようです。
どこまでいけるのか未知数だけに、
リピートには注意した方が良さそうです。
■PS3:ワールドサッカー ウイニングイレブン 2010 蒼き侍の挑戦
■PSP:ワールドサッカー ウイニングイレブン 2010 蒼き侍の挑戦
■PS2:ワールドサッカー ウイニングイレブン 2010 蒼き侍の挑戦
■Wii:ウイニングイレブン プレーメーカー 2010 蒼き侍の挑戦
全機種で4万本以上を販売したのは「PS3&PSP&PS2&Wii:ウイイレ2010 蒼き侍の挑戦」。
そろそろサッカーも盛り上がるはずですので、
PS3版、PSP版は品揃え必須となります。
あとは我らがJAPANが頑張ってくれれば・・・。
定番タイトルでは「DS:ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2」が
約4万本を販売し累計販売数は約110万本となりました。
まだまだ好調な動きを維持していますし、
次回の出荷が6月下旬とアナウンスされたため、
流通ではまたもや掛率が若干上がりだしました。
6月商戦も厳しい戦いを強いられているため、
定番タイトルの動きが良いのは助かります。
■ハードの販売動向
いよいよ発表されたニンテンドーDSの値下げ。
値下げ幅が小さいDSiLLに効果が出るかどうか疑問の声も多いですし、
現在、中古市場でもDS系ハードはかなり安売りされており、
そういう部分からみても今回の効果は期待が薄いかもしれません。
とはいえ市場活性化のための施策はどんな事でもウェルカムですし、
PSPもMHP3あたりで思い切った値下げをしてくる可能性もなきにしもあらずかな。














