先週発売の新作タイトルで首位を獲得したのは約22万本を販売した
「PS2&Wii:SDガンダム ジージェネレーション ウォーズ」でした。
内訳は85%がPS2版、15%がWii版とPS2が高いシェアを獲得しています。
予約が好調だったPS2版は週末出荷分を発注していた販売店が多かったですが、
Wii版は週末分受注時点での予約がそれほどでもなかったため、
発注しなかった販売店が多く一気に品薄となりました。
人気のシリーズという認識はあったのですが、
Wii版はMH3発売後という事もあり弱気だったと言えそうです。
新作2位にランクインしたのは約14万本を販売した
「PSP:テイルズ オブ バーサス」でした。
予約数はGジェネと同じ規模で入っていたようですが、
発売後の伸びは一歩及びませんでした。
初動率の高いタイトルですので、
深追いは禁物と思われます。
新作3位にランクインしたのはは5万本強を販売した
「PS2:仮面ライダー クライマックス ヒーローズ」でした。
雑誌評価があまりにも低かったため予約外での販売が心配でしたが、
発売後も予想以上に伸び品薄にまでなってしまいました。
ただ、好調の販売店と不調の販売店の差が結構出ているようで、
追加発注は注意しながらというのが良いかもしれません。
■Jリーグウイニングイレブン2009 クラブチャンピオンシップ
その下には「360:マグナカルタ2」「PS2:Jリーグ ウイイレ」「DS:いろづきチンクル」
「DS:ブラッドオブバハムート」が、3~4万本のスタートとなりました。
マグナカルタ2はぼちぼちと言えそうなラインですが、
それ以外の3タイトルはかなり厳しいスタートとなりました。
ブラッドオブバハムートは掛率の安い案内が出ていますし、
盆明けには投売りになる可能性が高そうですね。
■モンスターハンター3(トライ) クラシックコントローラPRO【シロ】パック
■モンスターハンター3(トライ) クラシックコントローラPRO【クロ】パック
準新作では「Wii:モンスターハンター3(トライ)が
約14.7万本を販売し累計販売数は70万本弱となりました。
あちこちで話題になっている通り、
通常版は正直重たいという印象です。
確かにカプコンのやり方に問題はありました。
クラコンシロパックの数量を提示の上、通常版の受注開始し、
この時点でのカプコンの目標はパック20万本、通常50~60万本あたり。
ここですでに適正目標を出していたんです。
ところがその後予約が好調な事もあり、
クラコンクロパックとWiiクロパック発売が告知。
当然クロパックに人気は集中する事が想定され、
通常版がこの辺から怪しくなってきたのです。
そこに来てシロパック、クロパックの追加出荷案内。
ここを断ったらよかったのかもしれません。
それを流通は受け入れ更に通常版を重たくしたのです。
確かに予約は好調でしたし販売数も決して悪くはないのですが、
期待のしすぎはブランドイメージを崩してしまいます。
結果的にカプコンはミリオン達成でウハウハ、
期待しすぎた問屋、販売店は徐々に値下げを行うでしょう。
Wiiを購入した8人に1人がMH3を購入するという事が、
私はどうしても想像出来なかったのですが、
今更言っても仕方が無い話ですね。
定番タイトルはあいも変わらず「DS:ドラクエ9」「DS:トモダチコレクション」
「Wii:WiiSportsResort」「PSP:モンスターハンターポータブル2ndG」が好調。
旧作の流れはこちらの記事 で説明してた通りです。
■ハードの販売動向
本体関連はWiiのMH3効果が半減しましたが、
それでも5万台に手が届くかどうかの高い水準。
DS関連も若干落ちはしたものの、
7万台以上を販売するという高い水準を維持しています。
長期休暇が絡むと任天堂関連ハードは強いので、
まだまだ品揃え必須となりそうですね。
PS3がここにきて6000台の販売とかなり動きが鈍化していますが、
コチラは出荷規制と新型のうわさの影響かもしれませんね。












