皆川 亮二
七月 鏡一(原案協力)
■ストーリー
幼少の頃大事故に巻き込まれ瀕死の重傷を負った「高槻涼」。
特に右腕は切断寸前で回復不可能だったが、
名医のおかげで元通りになっていた。
少年時代は父親の影響でサバイバルや格闘技を習得。
その後高校の2年生に進級した涼。
始業式のその日に現れた転校生「新宮隼人」は、
奇妙な左腕を振りかざし突然涼に襲い掛かった。
その左腕に共鳴する涼の右腕。
そして対峙する2人の前に謎の男「爪(クロウ)」が現れる。
爪が現れたその傍らには涼の幼馴染の「カツミ」が。
爪がカツミの顔を傷つけようとしたその時、
涼の右腕はとてつもない変化を遂げる・・・・。
2001年から「PROJECT ARMS(プロジェクト アームズ)」というタイトルで、
TVアニメ化もされていたのでご存知の方も多い作品です。
手がけている皆川亮二氏といえば「スプリガン」で劇場アニメ化され、
その後立て続けに「ARMS」もTVアニメ化という事でメジャーの仲間入り。
近未来的ストーリーというか非現実的ストーリーというか、
冒頭から良い意味で「漫画」を認識できるので、
気疲れせずに読み進めることができます。
大きなコマ割りのわりに文字数が多く、
案外読ませる部分もありますので内容的には濃いです。
部分的に難しく意味不明な言葉も登場しますが、
あまり気にせず進んでもストーリー的には問題ありません。
主人公による圧倒的な強さを体験できるヒーロー物ではなく、
同じ境遇の仲間達と共に協力し合う連帯感を味わえる作品で、
仕組まれた過去を少しずつ解きほぐす謎解きが心地よく彩ります。
高槻涼の冷静な性格にジャバウォックの荒々しい行動が重なり、
自分を見失う事になりつつもなんとか乗り切る様が個人的には見所でした。
しかし国家権力がここまで無力だったら、
正直ARMSにこだわらずにやりたい放題できるのではという疑問も残りますが、
そんな事言い出すと漫画が進行しなくなるので放置してください。
少年誌で連載されていた本作ですが、
そこまでグロテスクな内容でもないので、
■PROJECT ARMS SPECIAL EDIT版 Vol.1
TVアニメ版は可もなく不可もなくの内容でしたが、
そんな内容で1年に及ぶ長期放映だったとの事。
原作人気にあやかってPS2にてゲームも発売されました。
さすがバンダイという事で結果は・・・でしたが。

