
森田 まさのり
■ストーリー
二子玉川学園高校の野球部は、
試合中の暴力行為により半年間の対外試合を禁止されている。
3年はその事件後すぐに引退。
2年も1年との内輪揉めの中最後の1人も引退。
そんな高校に着任した国語教師「川籐幸一」。
そして受け持つクラスは、
野球部の問題児達が集まる1年B組。
川籐は自ら野球部の顧問を受け持つと宣言する。
しかし、川籐には前学校で暴力事件を起こした過去があり、
それが1年B組の生徒達にばれてしまう・・・・。
本作品は、1998年から2003年まで、
週刊少年ジャンプで連載された作品です。
作者の森田まさのり氏といえば、
同誌で「 ろくでなしBLUES 」の連載でメジャーの仲間入り。
北斗の拳で知られる原哲夫氏のアシスタントだった為か、
画風は現実的で線の太いリアルなものが多い。
ただ、その画力には定評があり、
イラストレーターとしてもちょこちょこ仕事をこなす。
■同氏が手がけた175Rのジャケット
本作の魅力はなんといっても熱血にある。
どうしようもない不良達に夢を持たせ、
不器用な教師も共に成長していく様は、
見ている読者も思わず涙する場面も多いでしょう。
また、設定も現実的で、
とんでもない力を持ったキャラクター達ではなく、
個々に与えられた力を出し合って協力していく事も、
感情移入しやすい点ではないでしょうか。
小ネタとして作者は無類の阪神タイガースファンという事で、
登場人物はタイガースのプレイヤーと女子アナから貰っている。